触れるよりも先に、
あなたの気配がそっと肌を撫でる。

 

近づくほど濃くなる、
甘く、密やかな香り。

 

それはまるで、
まだ触れてもいないのに
心の奥へ忍び込んでくる誘惑。

 

息をするたび、
その香りに包まれて、
私は少しずつ、
あなたから逃げられなくなっていく。