The Beatlesの初期の曲に

『Eight Days A Week』

がある。

直訳すると

「一週間に8日」

中学生だった私は
この謎めいたタイトルにワクワクした。

John Lennonを歌う思想家だと思っていたから。

"この曲はおそらく、「時間」というものに対する哲学的で深淵なテーマが歌われているな…
Johnがやりそうなことだ…
私にはわかるんだよね"

なんとか和訳に辿り着いた当時の私は、
その意味に驚愕した。

なんと

「一週間に8日分も、君を愛してる」

という、マジでどうでもいい甘ったるいラブソングだった。

しまいには

「一週間に8日あっても
気持ちを伝えるには足りないよ」

などと言い出す始末。

"じゃあ、何日あったらいいんだ、一生やってろ"
と、この曲からすっかり興味が失せた。

(後から考えてみると、初期のThe Beatlesの歌詞はこんなのばかり。
あと『Eight Days A Week』は、ほぼPaul作らしい)

正解がわからないうちは、自由に想像して独自の解釈をもつことができる。

正解がやってきた時点で、それは単なる
「勘違いだった」
「深読みのし過ぎだった」
になるけど、そっちの方が面白い場合もある。

油断したらすぐ
正解を教えられる時代です。

いろいろ遮断して
ボーっと考える時間を作らないと
独自の解釈0の人間になってしまう。

「一週間に8日」
の独自の解釈もあったはず。

でも、どうにも思い出せない。
大したものじゃなかったのでしょう。

ただ、少なくとも
本当の歌詞(の薄さ)には勝ってると思う。

14歳の勘違いがThe Beatlesの正解に勝った。

快挙だと思う。

めいこ🐱🎸