男性は負担をかけたがる
 
男性が身体をケアしようとするとき、まず浮かぶのがスポーツジムでのトレーニング、サウナだと思います。女性の場合、候補としてまず挙がる身体のケアは、整体、マッサージ、ピラティス、ヨガ、エステ、入浴かなあ?もちろん女性でもジム、トレーニング、サウナを愛好する方はいますが、あくまで「多数ある選択肢のひとつ」として行っているのではないでしょうか。身体のケアをする際に男性がなぜかハードな選択をしがちなのか、やたらと身体に負荷をかける方向へいきがちなのか、不思議に思います、、、、。
 
 
理由を考えていて最初に気がついたのは男性の体調にあまり波がないことです。ジムのトレーニングにしてもサウナにしても体調が整っていなければ行うことができません。身体の調子が悪いときにトレーニングはできないでしょうし。つまり、トレーニングやサウナを習慣として継続的に行うためには、普段から身体のコンディションにあまり好不調がないことが条件になります。一方、常にコンディションの波がある女性にとって、トレーニングやサウナを続けるのはややハードルが高くなります。定期的にレディースデイがあり、体調の波がある女性が、コンディションを保つために優しいケアを選ぶのは納得がいきます。整体を利用した感想を投稿している男女の比率は、およそ男性2、女性8といったところでした。 
 
 
修行
 
思うに、男性には「身体とは負荷をかけて鍛え上げなくてはならず、忍耐の末に完成させるものだ」という認識があります。男性にとって、身体のケアはどこか修行のようです。いつこうした考え方が植えつけられるのかはわかりません。子どもの頃に読んだバトル漫画の描写でしょうか。あるいはアクション映画に出てくる筋骨隆々のスターの姿かもしれません。またアメリカの人気ラッパー、50セントは、ミュージックビデオで気合いの宙吊り腹筋を披露していました。
重そうなダンベルを持ち上げて「ウァーッ!」と声を上げたりしないと、身体はケアできない。こうなると、ケアというより鍛え上げるという方がニュアンス的には正しいかもしれません。もちろん、こうした努力がよい結果をもたらす状況もありますが、身体を優しくいたわるケアの方法に対して、どこか「軟弱だ」とさげすむ傾向もあります。身体のケアに勝ちも負けもないのですが、気がつくとよりハードな方向を選んでしまう、男性の「競争好き」という悪癖がここに現れてしまっているのかもしれません。 男湯のサウナ室、隣の人には負けたくない。という意思が働いてガマン大会もあるとかないとか。
 
 
 
快適なケア
 
肩甲骨をストレッチでほぐすのは本当に効果があります。サウナやランニングなどのハード系、ストレッチや入浴などの優しいケアをうまく織り交ぜて身体のお手入れをしてみてはいかがでしょうか?


セラピスト兼抜き師 三橋