2026年の春彼岸は、【3月17日(火)~3月23日(月)】までの7日間です。


 

「お彼岸」の意味・語源

 

現代における「彼岸」の読み方は「ひがん」です。元々「彼岸」という言葉の語源はサンスクリット語の「paramita(パーラミタ)」で、日本においては音写語で「波羅蜜多(はらみた)」と表記されました。

「波羅蜜多」の漢訳は「至彼岸(とうひがん)=彼岸に至る」になることから、「彼岸」は「悟りの世界(お浄土の世界)へと辿り着く」という意味になります。


 

お彼岸の成り立ち

 

「お彼岸」という行事は、日本古来からある「日願(ひがん)」信仰と、仏教伝来後に生まれた「彼岸」という考えが結びついたことで生まれました。

 

①古来日本における「日願(ひがん)」信仰

古来より農作が盛んであった日本では、作物を育てる太陽と、私たちを守ってくださる祖先神への感謝を基本とした太陽信仰が定着しており、この信仰は「日願(ひがん)」とも呼ばれていました。

 

 

②仏教伝来後に生まれた「彼岸」という考え

仏教伝来後の日本では、下記2つの理由から、「お彼岸の時期に仏教修行を行うことで、悟りの境地である浄土の世界(=彼岸)に至ることができる」という思想が生まれました。

 

上記2つの思想が結びついたことで、最終的には「ご先祖様への供養を行いつつ、仏教修行をすることで自分自身を見つめ直す時期」というお彼岸行事が生まれました。

 

 

どうして春秋のお彼岸にはお墓参りをするの?

 

諸説ありますが、一説には「お浄土(あの世)との距離が最も近くなり、ご先祖様への想いが通じやすくなる時期である」という考えから、お彼岸時期のお墓参りが定着したといわれています。

また、「農作業が小休止して生活に余裕がある時期であったことから、元々お彼岸の時期にお墓参りや死者の供養(先祖祭り)を行う慣習が根付いていた」という説もあります。

 

 

 

お彼岸とお盆の違い

 

供養の違い。お彼岸とお盆は、どちらも故人を供養する重要な仏教行事ですが、特にお墓参りの役割と供養方法には違いがあります。お彼岸はお墓参りをして故人を偲ぶことが一般的です。また、この期間は彼岸を通じて、故人への感謝を示し、自分自身の心を清める修行の時間とされています。

 

一方、お盆は夏に行われ、先祖の霊がこの世に戻ってくると信じられています。お盆の供養では、迎え火や送り火を焚など、霊を迎え入れ、再び送り出すための準備が行われます。墓参りも行われますが、故人というよりは、先祖の霊全体を家に迎え入れることが重視されます

 




寺社ガール、御朱印女子 三橋