力強く抱き寄せられるたびに
鼓動まで同じ速さで重なって、

指先は確かめるみたいに背中をなぞり、
時々落とされるキスの雨は甘くて、

そのたびに零れる吐息は欲情を煽る。

燃え上がる熱の中なのに、
不思議なくらい心は満たされて、

ただこの温もりに
包まれていたいと願ってしまった。

 

夜が深くなるほど、
恋も熱も静かに溶け合って、
もう視線を逸らす理由なんて、どこにも残っていなかった。