抗えない銀の輪に、
言葉にならない想いまで
絡め取られていく。

冷たいはずの感触は、
触れるほどに甘い熱を帯び、
胸の奥まで静かに揺らしていく。

細い鎖がかすかに音を立てるたび、
離れることさえ忘れてしまう。

自由を奪うはずのその輪は、
いつしかふたりの距離を確かめる、
ひとつの結び目になっていた。