胸の奥で燻っていた熱が、
ひとつ、またひとつと
理性を溶かしていく。

高鳴る鼓動は次第に隠しきれなくなり、
触れられるたび、
その熱は深く、甘く、
身体の隅々へと広がっていく。

抑えようとするほど、
募る想いは波のように押し寄せて、
心までも攫っていく。

もう、引き返す場所なんてない。

昂る感情に身を委ねながら、
ただ、この熱が尽きないことだけを
願っていた。