深いところへ踏み込むのは、勇気よりも優しさが要る。

勢いでは辿り着けない場所があって、そこは静かに選ばれる。

表に出さない感情が、視線を合図にゆっくり目を覚ます。

 

触れ方は穏やか、言葉は控えめ。

だからこそ、心の層が一枚ずつほどけていく。

 

軽やかな振る舞いの裏で、確かめたい衝動が揺れる。

身体の奥ではなく、気持ちの奥。

ううん、身体の奥でもあるのかも。

 

そこにソレを伸ばされると、可愛げが逃げ場を失う。

拒まない理由は、本能が欲しがるから

そのまま静かな余韻に身を置く。

 

奥に触れられるほど、心は正直になる。

それが少し恥ずかしくて、少し嬉しい。