最初に気づいたのは、足先だった。

 

じん、とした感覚があって、

それがゆっくり上に広がってくる。

 

指先でなぞられながら期待している。

 

説明できるほどのものじゃない。

でも確実に、私達の関係で何かが変わっている。

 

迫る君の身体。

 

私は椅子に座ったまま、

体が揺れた。

 

ギシッと小さな音がして、

その振動がそのまま内側に伝わる。

 

あ、と思った。

 

今の、ちょっと変だった。

 

誤魔化そうと笑おうとして、

うまく笑えない。

 

喉の奥で声が引っかかる。

 

「んっ……/////」

 

触れられただけなのに

妙に意識してしまう。

 

なんでだろう。

 

特別なことは何もないのに、

感覚だけがやけに敏感になっている。

 

止めようと思えば止められる。

でも、止める理由が見つからない。

 

むしろ

少しだけ、このままでいたいと思っている。

 

自分でも、ちょっと驚くくらい素直だ。

 

いつもなら、もう少し考えるのに。

 

今日は、いいか。

 

そんなふうに思った瞬間、

肩の力が抜けていく。

 

 

軽く息が漏れて、

それを自分で聞いて、また少しだけ意識する。

 

どうしてこんなに、

小さなことが気になるんだろう。

 

でも、嫌じゃないのは君だからかな。。。