秋寒の夜、十歳若返るランデブー✨
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引き続きご予約をいただいていたので、
急いで日記をまとめてアップしてから、
あなたの待つホテルへと向かった。
そして、今日の最後のドアが開きました。
そこには、
とっても爽やかで可愛らしいあなた。
少し照れたような、
はにかんだ笑顔で迎えてくださいました。
「わあ、なんだか久しぶりじゃない?」
「あ、久しぶりです。また逢えて嬉しいです」
そんな言葉を交わしながらも、
実は私、最初はあなたのことを
初対面だと思っていたの。
すると、あなたが言った。
「俺、このお店2回目なんです。
前回指名したのも森村さんなんですよ。
だから今日が2回目なんです」
「本当に?」
「ほんとっすよ。
前にこんな話もしたじゃないですか」
そう言って、
前回交わした会話をいくつか
教えてくれたあなた。
ああ、そうだった。
そういえば、だんだん思い出してきた。
その爽やかで可愛らしいお顔。
そして、そのあどけなささえ残る
表情からは想像できないほど、
女性のエスコートが上手だったこと。
そうそう。前回も、
きっと女性にモテるんだろうな、
なんて思ったんだった。
「ねえ、あなたってモテるでしょう?」
すると、あなたは迷うことなく、
「モテます」ですって。
あらまあ。
なんて正直なのかしら。
でも、その答えがあまりにも自然で、
思わず笑ってしまった。
謙遜するでもなく、
得意げに自慢するでもなく、
さらりと言ってのけるところが、
なんともあなたらしい。
きっと、本当にモテるんでしょうね。
そんなあなたと再び巡り逢えたことが、
なんだか嬉しくなってきた。
そして、二人だけの甘い時間が始まった。
あなたは、やっぱりエスコート上手。
触れ方も、とっても優しくてソフト。
決して急がず、私の気持ちを確かめるように、
そっと寄り添ってくれる。
その優しさに身を委ねていると、
いつの間にか心まで柔らかくほどけていく。
ああ、気持ちいい。
そんな言葉が自然にこぼれてしまうほど、
私はあなたの優しさに包まれていた。
そして、今度は私からあなたへ。
あなたにも、
いっぱい幸せを感じてもらいたくて。
でも、どうやら少し
お酒を飲みすぎちゃったみたいね。
「大丈夫?」なんて尋ねながら、
ちょっぴり意地悪な冗談を飛ばしてみる。
すると、あなたも笑う。
私も笑う。
さっきまで
熱く抱きしめ合っていたかと思えば、
今度は顔を見合わせて、
まるで昔からの恋人同士のように
笑い合っている。
その自然体な二人が、
なんだかとっても心地よかった。
無理に大人ぶることもなく、
格好をつけることもなく。
甘えたいときには甘えて、
笑いたいときには思いっきり笑う。
そんな飾らないひとときが、
私は大好き。
不思議ね。
年齢も違えば、歩んできた時間も違う。
それなのに、二人でいると、
そんな隔たりなんて少しも感じない。
むしろ、
あなたの若々しい感性に触れていると、
私まで心が弾んでくる。
そして、あなたの腕の中。
「可愛い」「綺麗」
そんな言葉を何度も囁いてくれるあなた。
あら、そんなに褒められたら、
ますます甘えたくなっちゃうじゃない。
いつもなら少し照れてしまうような言葉も、
今夜は素直に受け止められる。
だって、あなたの眼差しも、
声も、優しく触れる手も、
みんな温かいんですもの。
うっとり。
まるで、とろけるような夢を見ているみたい。
いつの間にか、
あなたとの年齢差なんて、
すっかり忘れてしまっていた。
時計の針が進んでいることさえ忘れるほど、
二人だけの時間に夢中になっていた私。
秋も深まり、
夜の空気には少しずつ冷たさが増している。
けれど、このお部屋だけは、
まるで季節を忘れてしまったかのよう。
あなたの温もりが、
私の心まで満たしてくれる。
時には熱く。
時には優しく。
そして、時には冗談を交わしながら。
甘くて、温かくて、
笑顔がいっぱいのランデブー。
こんなにも自然に甘えられるのは、
きっとあなたが、
私を一人の女性として
大切に包んでくれるからなのでしょうね。
楽しい時間は、
どうしてこんなにも
早く過ぎてしまうのかしら。
やがて、お別れの時間。
名残惜しさを感じながらも、
再びあなたにお逢いできた喜びを胸に、
お部屋を後にした。
外に出ると、秋寒の夜風が頬を撫でていく。
ああ、寒い。
でも、不思議と心はぽかぽか。
思い出すのは、あなたのはにかんだ笑顔。
そして、迷いなく「モテます」と答えた、
あの可愛らしい表情。
思い出すたびに、また笑みがこぼれてしまう。
若いあなたとのランデブー。
今夜の私は、
まるで十歳ほど若返ったような気分。
いえいえ、もしかしたら、
心だけは
もっと若返っていたかもしれないわね。
秋寒の夜。
あなたからいただいた甘い余韻を
胸いっぱいに抱きしめながら、
私は足取りも軽く、帰り道を急いだ。
またお逢いできたら嬉しいな。
今夜も、とっても素敵な時間をありがとう。
— Morimura