静寂が、
重なる呼吸のあいだを、
そっと満たしていく。

言葉を失うたび、
胸の奥では名もない感情が芽吹き、
沈黙は甘やかな余白へと姿を変える。

触れるより先に、
気配が心をほどき、
見つめ合うだけで
時間はゆるやかに溶けていく。

静けさの中だからこそ、
鼓動は鮮やかに響き、
秘めた想いは
花のように、
音もなく咲き続ける。