あなたが近づくたび、
胸の奥の薔薇は音もなく花開く。

甘い香りは、
言葉より先に想いを伝え、
そのひとひらごとに、
秘めた熱をそっと解き放っていく。

夜に咲いた紅は、
朝を迎えても色褪せることなく、
淡い名残となって、
朝の光へ静かに溶けていく。

そして今日もまた、
胸の奥では一輪の薔薇が、
あなただけを想いながら、
優しく咲き続けている。