横浜にいる時は、
海を魅て、自然の恵みに包まれ、
開かれた街の空気と、
開港の歴史を感じながら歩く。
それは、私にとっての
開港ウォーキング…

地元にいる時は、
歴史と伝統、
そして人々の暮らしの知恵に育まれた
街並みを歩きながら、
その中に、自らの歴史を重ねていく…
それは、私にとっての
古都ウォーキング…

魅るものも、
心に浮かぶ思いも違う。
けれど、そのウォーキングの最中、
私の中には、
いつも、序破急の段階がある。
そして不思議なことに、
開港ウォーキングも、古都ウォーキングも、
ほぼ同じタイミングで、
同じ段階へと進んでいく。

今日は、9日ぶりの古都ウォーキング…
一昨日までの開港ウォーキングでは、
大さん橋の一番先で、
思いきり伸びをして、
柵を掴みながら背筋を伸ばす。
そして、太陽と海を魅つめる。
そこからが、
序破急の「破」

朝の静寂が、心の中で静かに破られ、
体内時計がリセットされる。
新しい朝へ向けて、
心と体が、ゆっくりと動き出す。
耳元に流れる曲は、
「ケ・セラ・セラ」

今朝の古都ウォーキングで、
「序」から「破」へ移る場所は、
千日回峰行者が、御所の安寧を祈るために、
古都の街を魅つめながら、
祈りを捧げた場所のように、
私が勝手に感じている場所…

私も、回峰行者になったような気持ちで、
そこで太陽を魅つめ、
伸びをし、
柵につかまって背筋を伸ばす。
そして、静寂を破り、
新しい一日に向けて、新しい私が歩き出す。
耳元に流れる曲は、
やはり同じ、「ケ・セラ・セラ」

ふと時刻を見ると、
歩き始めてから、だいたい40分後…
それもまた、
開港ウォーキングと同じだった。

そこからは、
時間の許す限り、
その時の気分で寄り道をしながら、
ジグザグに歩く…
そして最後の一本道は、
序破急の「急」

クライマックスへ向かって、
気持ちは一気に盛り上がり、
歩きながら、素早く心を整えていく。
その時、耳元に流れる曲は、
「星空のディスタンス」
これも、開港ウォーキングと同じ…

場所も、コースも違う。
海を魅る朝もあれば、
古都を魅る朝もある。
けれど、どちらの道にも、
私だけの物語がある。
開港ウォーキング。
古都ウォーキング。
その一時間四十分の物語の主役は、
いつも私…