寝坊した朝だった。

けれど振り返れば、心を洗われ、
満たされ、
最後の仕上げにエッセンスを
一滴いただいたような、
とても美しい「雫」の朝になった。

せっかくだから、
今朝の心の起承転結を
四つに分けて残しておこう。

発見―めざめ。
記憶―おもかげ。
明了―ほどき。
余白―ひかり。

合間を見つけて少しずつ綴っているうちに、
時計はいつの間にか11時を指していた。

その間に洗濯をして、
お風呂を洗い、
おにぎりを作って朝食をとり、
メイクも済ませた。
紙に書き出していた予定変更や連絡等も、
一つ終えるたびに線を引いて消していく。

不思議だった。
こんなにいろいろしていたのに、
バタバタした記憶がない。
むしろ心は静かで、
潤っていて、
五感まで研ぎ澄まされている。

1時間半長く眠ったことが、
頭の中まできれいに整えてくれたのだろうか。

いつもより遅く歩いたから、
いつもとは違う街の呼吸にも出逢えた。
ならば、たまには寝坊したって
いいのかもしれない。

私はいつも、先へ、先へと進みたがる。
けれど人生は、一足飛びには進めない。
二段飛ばしで階段を駆け上がれば、
つまずくこともある。
一段ずつでいい。
寄り道しても、回り道してもいい。

今朝、心のサンクチュアリーに浮かんだ
高野山の杉木立。
その静かな小道を思えば、
急がなくても歩き続けていれば、
いつか辿り着く。

過去の私も、
その時々を一生懸命歩いてきた。
その面影を今の私に重ねると、
また新しいものが魅えてくる。
それを養分に、
心の新芽は今日も少しずつ育っていく。

急いで伸ばさなくていい。
心に余白があれば、
きっと必要な光は自分から入ってくる。

今朝の雫を胸に、
今日も一段ずつ。
余白を連れて、
今日という物語を歩いていこう。

今日は12時から出勤します。
お誘いをお待ちしています。

16時からご予約くださったあなた、
いつもありがとうございます。
そして、また今週
もう一度ご予約を入れてくださったのね。
嬉しいです。

今日もまた、お互いに
「かわいい、かわいい」と言いながら、
ちょこっとビールで乾杯して。
「今日はチヂミを食べよう」
なんていう話もしていたわね。
心潤うような時間になるといいなと
思っています。

では、あなたが待つ
部屋の扉が開くのを楽しみにしています。