今朝は、1時間半の
テレワークの時間をつくるために、
暗いうちから歩き始めた。
けれど、その暗がりだったからこそ
見えたものがあり、
聞こえたものがあり、
思い出したものがあった。
毎朝、歩き始めるときには思う。
今日は何も浮かばないな、と。
それなのに、ひとつの音や光、
香りを言葉にしてみると、
不思議なくらい心が動き始める。
そこから次々と映像が浮かび、
もう一度心で感じたものを、
また言葉に乗せていく。
今日は、まさにそんな朝だった。
帰り道、7時まで少し時間があった。
昔よく通った朝そばのことを思い出す。
6時20分頃から店先に並び、
一番に入り、
後ろの人を気にしながら
一生懸命に食べていた。
今思えば、あれはずいぶん
お腹にも無理をさせていたな。
ふと時計を見る。
6時58分。
「あ、あと2分」
7時ちょうどにカフェへ入りたい私が、
すぐに顔を出した。
いけない、いけない。
今は、水のように
流れに身を任せようとしている私じゃないの。
そう思ったはずなのに――
青信号を走っていた。
そしてドアの取っ手をつかみ、
ちらっと時刻を見る。
7時1分。
「チェ、出遅れたか」
また、一直線の私が顔を出す。
すると、水のように生きたい私は、
「まあまあまあ」と、
心の中で笑っていた。
きっと私は今、
二人の私の間をうつろっている。
数字を見れば
ゴールへまっしぐらに走り出す私。
流れに身を任せ、ゆらゆらと進みたい私。
どちらも私。
だから時々走って、
気づいたらまた流れればいい。
ゴールでは、
モチおじさんとなぞちゃんが迎えてくれた。
今日、風さんはほとんど姿を見せなかった。
でも、もしかすると今日は、
風さんに間を埋めてもらわなくても、
心から言葉が
次々と流れていたのかもしれない。
ストレッチを終え、小さな空を見上げた。
白と薄いグレーの雲が、
渦を描きながら空高く昇っていく。
まるで、今朝の私の心まで、
空へ向かっているようだった。
さあ、今から私のオアシス時間を始めよう。
でも今日のオアシス時間のメインは、
1時間半のテレワーク。
それに集中しよう。
心、水にうつろう✨
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