久しぶりに外の空気を吸ったような気がした。
お店に着いて日記をアップしたあと、
私はすぐに眠ってしまったらしい。
目が覚めたのは15時半。
昨日の晩、
眠りについたのは3時半を回っていたから、
朝は1時間半ほどしか眠れていなかった。
それが、たっぷり3時間。
少し重たかった頭もすっきりして、
気持ちまで晴れやかになっていた。
外へ出ると、雨はいつの間にかやんでいた。
けれど空には、
「またいつでも降ってやるぞ」
とでも言いたげな気配が残っている。
そんな空の下、
ふわりと頬を撫でるものがあった。
ああ、風さん。
来てくれたのね。
「そうだよ。
なんだかゆっくりしてたみたいだね」
そうなの。よく寝たわ。
だから頭もすっきり。
なんだか顔まで
少しすっきりしたような気がする。
うふふ。
風さんは私のそばをふわふわしているけれど、
外の風はどうやらひと休み。
肩に紺色のバスタオルショールを
一枚掛ければ、それほど寒くもない。
バスタオルって、こんな使い方もできるのね。
今回の横浜で、私はつくづくそう思った。
そして、今日最初のドアが開いた。
そこにあったのは、
いつもの愛くるしい笑顔。
わあ、すぐに逢えた。
嬉しいな。
「僕もだよ」その短い言葉だけで十分だった。
逢えた喜び。
こんなにすぐまた逢えたという小さなときめき。
そのすべてを、
あなたのぬくもりに包まれながら
噛みしめていた。
そして、私からあなたに触れた。
あなたの素直な心も、
まっすぐな眼差しも、
まるごと受け止めるように、
優しく触れていく。
返してくれるあなたのぬくもりは、
どこか可愛らしくて、
いじらしくて。
触れ合っているはずなのに、
私の心のほうが
そっと撫でられているようだった。
やがて、いつものようにビールで乾杯。
枝豆をつまみながら、
とりとめのない話をする。
特別なことを話しているわけではない。
それなのに、
その何でもない時間がとても心地よかった。
きっと、
こういう時間をオアシスというのだろう。
何かを頑張らなくてもいい。
何かを飾らなくてもいい。
ただ笑って、
話して、
同じ時間の中にいる。
あなたといると、私まで自然体になっていく。
ありがとう、あなた。
あなたは、爽やかな風のような人。
雨がやんだあと、
どこからともなくやってきて頬を撫で、
気づけば心の中にまで
通り抜けている風のように。
今日、外へ出た私を迎えてくれた風さんと、
今日最初のドアの向こうで
私を迎えてくれたあなた。
二つの風に心を撫でられて、
眠りから覚めたばかりの午後は、
いつの間にかやわらかな色を帯びていた。
また逢える日まで。
今日あなたが残してくれた爽やかな風を、
しばらく心の中に遊ばせておこう。
風、心ほどく✨
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