今朝、私はひとつの国を見つけた。
水平線の向こうにあると思っていた、
まだ誰も魅たことのない未来の国。
けれど、その国は
遠い海の彼方にあるのではなかった。
私の心の中にあった。
真っ白な余白として。
そこには、これから出逢う色を置ける。
これから聞く音を置ける。
これから生まれる言葉を置ける。
雨の日には、雨の色を。
風の日には、風の気配を。
誰かを想った日には、その人の温度を。
そうやって少しずつ、
私だけの国ができていく。
そして今朝、もうひとつ気づいた。
その国を治めるのも、
その国を歩くのも、
その国の未来を決めるのも、私。
だから今日の一文字は、「国」
誰かに与えられた場所ではなく、
自分の心の中に、自分で育てていく場所。
余白があるから、未来を迎えられる。
迷う日も、立ち止まる日も、
心が遠くへ飛んでいく日もある。
それでも、そのすべてを抱きながら、
私は私の国へ帰ってくる。
そこではいつだって、
私が、私の人生の主人公。
大きな国でなくていい。
誰かと比べる必要もない。
私が心地よく息をして、
私らしく歩ける国であればいい。
そしてその国に、今日もまたひとつ、
新しい色を置いていく。
— Morimura
一筆入魂|「国」
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