「ヒカリン、森村さん、
やっとテレワーク終わったみたい」
「うん。メイクも終わったし、
着替えも終わったよ」
「でもその前に、
コンビニで寄り道してたよね」
「そうそう。USBのデータを
出力しに行っただけなのに、
和菓子コーナーで柏餅見つけちゃった」
「この時期に柏餅?」
「森村さんも“季節外れ?”って言ってたけど、
大好きだから結局ひとつ買って食べてた」
「もっちりしたお餅に、
さらっと上品なこし餡。
かなり嬉しそうだったよね」
「うん。ちょっとしたご褒美だったみたい」
ふふ。
「でも今日は、このあと忙しいよ」
「朝からずっと動いてたのに、
まだこれからなんだね」
「でも森村さん、
こういう日の方がなんだか元気じゃない?」
「分かる。お楽しみがある日は特にね」
「じゃあ、そろそろ出す?」
「うん。出そう」
モリリンとヒカリンが顔を見合わせる。
森村、午後ののれんを出します。
今日も素敵なご縁を楽しみに、
お誘いをお待ちしております。
14時からご予約くださったあなた、
ありがとうございます。
まだお逢いしていない今は、
どんな方なのだろうと少し想像しながら、
この時間を迎えています。
初めて開く扉の向こうに、
どんな会話と
どんな時間が待っているのでしょう。
お逢いできますことを楽しみにしています。
16時からご予約くださったあなた、
ありがとうございます。
こちらもまだお顔を知らないあなたです。
だからこそ、
新しい物語の始まりを待つような
気持ちでいます。
心地よく、楽しいひとときになりますように。
そして17時30分から
ご予約くださったあなた、
いつもありがとうございます。
早くからご予約をくださっていたので、
今日お逢いできることを
ずっと楽しみにしていました。
またあなたと、
いろいろな言葉を交わしながら、
言葉の旅を。
そして味わいの旅を。
さらにその先で、
あなたと一緒に心の旅までできたら、
とても嬉しく思います。
秋の夜長。
今夜はどんな色の時間になるのでしょう。
少しだけ夢を見るような、
そんな素敵な夜を、
あなたとご一緒できたらと思っています。
それでは本日も、
どうぞよろしくお願いいたします。
— Morimura
森村、午後ののれんを出します|秋の扉、ひらきます!
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