愉快な仲間たちと
バレーボールを楽しみながら、
1時間半ほど待った。

やがて、「お待たせ」と、
家族が車に戻ってきた。

その顔色は、
行く前より少し明るくなっているように魅えた。

その顔を魅た瞬間、
ああ、
今日は一緒についてきて
よかったなと思った。

ひと通り話を聞いて、
「一歩、前に進めたね!」
そう声をかけると、
とても嬉しそうな顔をしていた。

その表情を見られただけでも、
今日は家族のための日にしてよかったと思う。

不思議なもので、
誰かが少し明るい顔になると、
こちらまで幸せな気分になる。

そして、
そんな幸せ気分はまだ続いた。

「今日のお礼に、お昼ごはんをご馳走する」
そう言ってくれた。

遅めのお昼。
朝から動き続けていたし、
もうかなりお腹が空いていたから、
これは素直に嬉しい。

入ったのは、和食のレストラン。
選んだのは、牡蠣そば。
そして、牡蠣フライ。
久しぶりのお蕎麦に、
大好きな牡蠣。
今日は完全に、牡蠣三昧。

そこへ、心の中では愉快な仲間たちも、
しっかり乱入してきた。
「わあっ、牡蠣フライ!」と、
モリリンが目を輝かせる。
「ヒカリンも食べたい!
それ、ひとつちょうだい!」と、
ヒカリンはもう両手を伸ばしている。

すると風さんまで、ふわりとやってきて、
「揚げたての香りって、
しあわせの風になるのね」なんて、
すました顔で言っている。

「ちょっとちょっと、
これは私のごちそうなんだからね」
そう言いながらも、
心の中では4
人でわいわい囲んでいるような気がして、
なんだかおかしくなった。

牡蠣そばに牡蠣フライ。
今日は完全に牡蠣三昧。
ひとりで食べているはずなのに、
心の中は
ずいぶん賑やかなランチタイムだった。

まず、ひと口。
うん。
やっぱり牡蠣は美味しい。
そして牡蠣フライも美味しい。
何より、フライはやっぱり揚げたて。
これに尽きる。

サクッ。
熱々。
中はふっくら。
ああ、幸せ。

そういえば、
カツレツ庵の牡蠣フライは
11月からのメニューらしい。
これはぜひとも食べに行かなくては。
でも、その前にまずは、ヒレカツ。
そしてエビフライ。
……やっぱり食べたいものは尽きない。

お腹いっぱいになって、
心もすっかり満たされたランチタイム。

改めて思う。
やっぱり、おにぎりだけでは、
少し寂しすぎるわ。

— Morimura