自由というものは、
ときに、予定が決まっているより厄介だ。
ウォーキングから戻り、
急いでお風呂に入って、
今から家族の運転練習にお付き合い。
お礼に朝ごはんを奢ってもらえるから、
時間は取られるけれど、
朝の支度をしなくていい分、
少し楽をさせてもらえる。
今日はホテルの朝ごはんに
連れて行ってくれると言っていたけれど、
うまいこと言い訳を並べ立てて、
やめる方向へと持っていった。
だって、昨日の夜は、
よくばり献立を存分に楽しんだばかり。
朝から歩いたとはいえ、
さすがに豪勢な朝ごはんまでは欲しくない。
それにホテルだと、
作るのにも、
出てくるのにも、
食べるのにも時間がかかるものね。
ということで、
運転練習の時によく行くカフェに決定。
よくばりモーニングではなく、
今日はシンプルモーニング。
「よくばり」ばかりでは、
どこかに少しずつ
歪みが生まれるような気がするから。
今日は「無」になって、
導かれるまま、
真っ直ぐに進む予定なのだ。
……と言いながら、
朝から今日の予定を決められず、
まだ悩んでいる。
誰かの都合に左右されるわけでもなく、
自分の判断だけで決められるのに、
それが、なかなか決まらない。
動きを限定する条件がひとつでもあれば、
それに合わせて、
きっとパパッと決められるのだろう。
けれど、
自由裁量となると欲が出て、
いくつものパターンを
心の天秤に載せてしまう。
「よくばり」というものは、
楽しい反面、
なかなか困ったものである。
朝ごはんを食べて戻るまでには、
決めてしまわないと。
シンプルモーニングをいただきながら、
迷いまで、
すっきり片づいてくれればいいのだけれど。
朝の湯気の向こうで、
今日という一日が、
静かに私の答えを待っている。
朝のひとり言〜自由という名の迷い道〜
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