17:00になった。
やっと、終わった——!
本来の仕事である進捗管理はもちろん、
ずっと気になりながらも
手をつけられずに残っていた
「うっかり案件」も、
今日ですべて片付けることができた。
ひとつ終わらせるたびに、
心の中に積み重なっていた荷物が、
少しずつ減っていくようだった。
最後の確認を終えた瞬間には、
思わず大きく息を吐いてしまったほど。
すごく疲れた。
肩も重いし、
頭の中も、
もう十分に働いたという感じがする。
でも、それ以上に、すごくスッキリしている。
ずっと心の片隅で
くすぶり続けていたものが消えて、
胸の奥に新しい風が通り抜けたように、
心が軽い。
気になっていることが残っていると、
何をしていても、完全にはくつろげない。
楽しい時間を過ごしていても、
ふとした瞬間に思い出してしまうし、
眠る前にも、
「まだ、あれが残っている」と
心の奥から顔を出す。
その小さな重荷から、ようやく解放された。
休みの日に仕事をするのは、
やっぱり好きではない。
できることなら、
休日は休日らしく、のんびりと過ごしたい。
けれど、休日のオフィスには、
平日にはない静けさがある。
電話も少なく、人の出入りも少ない。
話しかけられて作業を中断することもなく、
自分のペースで、
ひとつずつ集中して進めることができる。
今日のように、
片付けたい仕事がたくさんある日には、
この静けさがありがたい。
朝は少し重たかった気持ちも、
今は嘘のように晴れている。
デスクの上も、頭の中も、そして心の中も、
きれいに整理されたような気分。
今日は、出てきてよかった。
これなら、気分よく帰れる。
……と思ったけれど、
まだ、ひと仕事残っている。
晩ごはんのおかずを、
デパ地下で買って帰らなければならない。
日曜日のデパートは、とにかく人が多い。
人気のお店には
長い列ができている人の流れに
合わせなければならない。
仕事を終えたばかりの疲れた身体には、
とても少し面倒に思えてしまう。
本音を言えば、どこにも寄らず、
そのまま家に帰って、ソファに座りたい。
でも、家族と一緒にいただく夕食は、
今日を最後に、次は一週間後になる。
そう思うと、今夜の食卓が、
ほんの少しだけ「最後の晩餐」のように
思えてくる。
もちろん、一週間後には、
またいつものように一緒に食卓を囲める。
それでも、しばらく離れる前の
夕食というだけで、
いつもの晩ごはんが少し特別なものに
感じられる。
だから今日は、家族の好きなものを
買って帰ろう。
これを見たら喜ぶかな。
こちらの方が好きだったかしら。
そんなことを考えながら、
ショーケースの中を覗く時間も、
きっと悪くない。
美味しいおかずをいくつか選んで、
家に帰ったら、みんなで食卓を囲む。
今日あったことを話しながら、
「美味しいね」と笑い合う。
そんな何気ない時間こそ、
離れている時に、
ふと思い出すものなのかもしれない。
仕事の重荷をすべて降ろした夕暮れ。
今度は両手いっぱいに、
家族の好きなものと、
小さな幸せを提げて帰ろう。
一日の終わりに待っているのは、
豪華なごちそうよりも、
家族と囲む温かな食卓。
その灯りを思い浮かべながら、
私は人で賑わうデパ地下でお買い物中…
夕方の一言〜重荷を降ろした夕暮れ✨〜
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