会社に出社してから、
いつもの定例会に向けて、車で出かけた。

自分で運転するのは久しぶりだったので、
いつも以上に気をつけながら
ハンドルを握った。

とはいえ、私、運転は結構得意なの。
久しぶりでも感覚は鈍っていなかったようで、
道路をスイスイと走り、 
気持ちよく目的地まで
たどり着くことができた。

定例会を終えると、
再び車で会社へ戻り、
今度は10時からの会議に参加する。

頑張れば、開始時刻に
ギリギリ間に合わないこともない。
けれど、それでは息をつく暇もなく、
そのまま慌ただしく
会議に飛び込むことになる。

だから、一応「少し遅れます」と
連絡を入れて、
会社に戻ってから15分ほど、
コーヒーを飲みながらひと休み。

ほんの少しだけサボって、
気持ちを切り替えてから
会議に出席することにしている。

この15分があるのとないのとでは、
心の余裕がまるで違う。

忙しい一日のなかで、
自分のために確保した、
小さな休憩時間なのだ。

会議が終わったら、次は昼食会。
お弁当を食べながら、
みんなで雑談を楽しむ時間なのだけれど、
私にとっては「お楽しみの昼食会」の日と、
そうでもない日がある。

もちろん、その違いはお弁当のメニュー。
私の好きなものが入っていれば、
お楽しみの昼食会。
苦手なものが入っていれば、
少し残念な昼食会になる。

とはいえ、用意されるのは
和食のお弁当が多いので、
苦手なメニューに当たることは、
もしかすると、
それほど多くないのかもしれない。

今日のお弁当は、お楽しみなのか、
それとも、そうではないのか。

蓋を開ける瞬間までの、
ささやかな運試しである。

昼食会は13時頃に終わる予定。
そして、13時半からは、
また次の打ち合わせが待っている。

定例会、会議、昼食会、そして打ち合わせ。
今日は朝から予定がぎっしりで、
次から次へと
時間に追い立てられているような一日だ。
なんだか、すごく忙しい。 

けれど、先の予定をすべて一度に考えると、
気持ちまで慌ただしくなってしまう。

だから今は、目の前にあることを、
一つずつ確実にこなしていくしかない。
まずは定例会。
次は会議。
そして、お弁当の蓋を開ける小さなお楽しみ。

慌ただしい一日だからこそ、
ひとつ終えるたびに、
心の中で静かに丸をつけていこうと思う。