食事が終わった。
家族は、一品一品を
とても喜んで食べてくれた。
時間をかけて作った甲斐があったと思うと
嬉しくてたまらない。
たくさん作ったので、
今日の家族のお昼ごはんや晩ごはんにも、
少しは残るだろう。
最後に思い描いていた完成形へ、
きちんと着地できたから、
後片付けも思いのほか楽だった。
さて、そろそろメイクをして、
会社へ出勤する準備をしなければならない。
今朝の私の朝ごはんは、
なんと「冷やしにしんそば」
昨日のにしんそばは、
一玉では少し多かったので、
麺を少しだけお椀に分け、
朝ごはん用に取っておいた。
ついでに身欠きにしんと
刻みねぎも少しずつ残しておいた。
今朝は温かい出汁を作る時間がなかったので、
ストレートの冷たいそばつゆをかけてみた。
冷やしにしんそばなんて、
なかなかお目にかからないけれど、
これが意外にも、まあまあいける。
冷たいつゆにも、
甘辛い身欠きにしんがよく合って、
おいしくいただいた。
そこで、ふと思い出した。
昨日のにしんそばは、
麺を少し減らして一玉分もなかったのに、
身欠きにしんは、
そば二杯分くらい入れてしまった。
にしんが好きなのだから、
たくさん入れればもっとおいしくなるだろう。
そう思ったのだけれど、
やはり何事も、ほどほどが肝心らしい。
自己主張の強いにしんをたっぷり入れた結果、
自己主張の強い私が、
見事に、にしんに負けてしまった。
食べたあとは、かなり胃がもたれ、
むかむかしていたのだった。
今朝、適度な量の
冷やしにしんそばを食べてみて、
改めてわかった。
そばと身欠きにしんには、
どうやら黄金比があるらしい。
好きだからといって欲張ってはいけない。
にしんのおいしさを引き立てるためにも、
その黄金比は、
きちんと守らなければならないようだ。
それでは、そろそろ行ってきます。
今日も暑いのだろうなあ。
地上の熱気をなるべく避けながら、
今日は地下の道を上手に
渡り歩くことにしよう。
午前中のひとり言〜にしんそばの黄金比〜
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