少し早めに駅へ着いた。
構内の売店をのぞきながら、
少しうろうろしてみる。
いつも人の多い駅だけれど、
今日は特に、人、人、人。
レジの前には長い列ができていた。
早めに来て、本当によかった。
ホームへ向かうエスカレーターも、
それに乗る人たちで長蛇の列。
これでは、時間ぎりぎりに駆けつけていたら、
電車に間に合わなかったかもしれない。
構内の売店でカルネを買おうと
思っていたけれど、
あまりの大行列に諦め、
先にホームへ向かうことにした。
暑いので、あまり早くホームへ
上がりたくはなかったのだけれど、
これほど混雑しているのなら仕方がない。
ホームの売店に入ると、
カルネが三種類並んでいた。
普通のカルネ、志ば漬カルネ黒胡椒、
そして黒七味カルネ。
これまでは黒七味カルネを
よく食べていたけれど、
以前食べた志ば漬カルネが
とてもおいしかったので、
今日は迷わず志ば漬カルネを選んだ。
カルネは、ドイツで出会った
「カイザー」という
ソフトフランスパンが原点らしい。
また、「カルネ」はフランス語で
地下鉄の回数券を意味することから、
何度も繰り返し買ってもらえるように、
という願いを込めて名づけられたそうだ。
そんな由来を思い出しながら、
暑いホームで電車を待つ。
立っているだけなのに、
だんだん呼吸が荒くなってくるのがわかる。
まるで熱風を吸い込んでいるようで、
少し息苦しい。
頭の上から、
思いきり水をかぶりたくなるほどの暑さだ。
それにしても、人が多い。
これだけの人が
観光に訪れているのだとしたら、
街なかの観光地は、
さらにすごいことになっていたのだろう。
今週も、また厳しい暑さが続きそうだ。
とにかく今は、早く電車に乗りたい。
エアコンの効いた涼しい車内で、
ようやくひと息ついて、
窓の外を眺めながら、
志ば漬カルネをゆっくり味わいたい。
お昼の一言〜熱風のホームと志ば漬カルネ〜
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