16時ごろ、最寄りの駅に着いた。
ご予約は18時からだから、
2時間もあれば十分に片づけられる。
そう思いながら、
4日ぶりのお部屋へ向かった。
ドアを開けると、
部屋の中は私が出たときのまま。
その変わらない景色に、なんだかほっとした。
お仕事を終えて帰ってきたとき、
すぐに快適に過ごせるように、
必要なものをいつもの場所へセットしていく。
何度も繰り返しているうちに、
すっかり手慣れてきたようで、
思っていたよりも早く準備が進んだ。
17時前には、すべて完了。
キャリーケースを畳んで鍵をかけ、
ようやくひと息ついた。
エアコンのフィルターを
掃除してくださったようで、
今日は驚くほどよく効いている。
涼しい風に包まれながら、
今日から始まる一週間を、
なんだかとても快適に過ごせそうな気がした。
そして、18時からご予約くださったあなた。
いつも、ありがとうございます。
今日の最初のドアも、最後のドアもあなた。
だから今夜は、
いつもとは少し違う服装で、
ジーンズを履いて伺うことにするわね。
あなたが以前、
ジーンズが好きだと
おっしゃっていたのを覚えているから。
4日ぶりのお店への出勤。
少し緊張するかもしれないと
思っていたけれど、
今日はずっと、
気心の知れたあなたと一緒。
そう思うだけで、
なんだか肩の力が抜けて、
安心した気持ちになった。
今日は、
どこへ連れていってくださるのかしら。
それとも、ホテルでゆっくり
お食事をするのかしら。
どちらでも、きっと楽しい。
私は、あなたと一緒に過ごす時間が、
いつも嬉しくて、とても心地いいから。
少しずつ陽が傾き、
街が真夏の夜の色へと染まり始めるころ。
あなたと交わす言葉も、
ふと触れ合うぬくもりも、
今夜だけの物語になっていくのかもしれない。
夜空にきらめく星のように、
甘く、儚く、いつまでも胸の奥に残るような、
真夏の夜の夢をあなたと見たい。
夢から覚めたあとも、
その余韻にそっと包まれていられるような、
特別な夜になりますように。
もう少ししたら、
あなたのお部屋へ伺いますね。
ドアの向こうで始まる今夜を、
楽しみにしています。
夕方のひとり言〜真夏の夜のドア✨〜
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