慌てて飛び出した先で、
思いがけないご褒美が待っているなんて、
そのときの私はまだ知らなかった。
巣づくりを終え、
お昼ご飯のおにぎりを食べた途端、
急に睡魔に襲われた。
ほんの少し目を閉じたつもりが、
お店からのメールで目を覚ますと、
時計は12時55分。
13時からのご予約だと気づき、
慌てて待機所を飛び出した。
外は息をするだけでも暑い。
それでも、大通り公園へ入ると、
木陰を渡る風が頬を優しく撫で、
鮮やかな緑が火照った心まで癒してくれる。
「ここにも山下公園みたいに
ベンチがあればいいのに。」
そんなことを思いながら、
束の間の涼を感じつつホテルへ向かった。
そして、今日最初のドアが開いた。
そこにいたのは、
すらっと背が高く、
爽やかな笑顔がよく似合うあなた。
初めてお会いしたはずなのに、
不思議なくらい自然に言葉が弾み、
「この人とは気が合いそう。」
そんな予感がした。
「スタイルいいね。」
「顔、小さいね。」
そんな何気ない一言に、思わず笑顔になる。
私があなたに触れるたび、
その嬉しさが素直に伝わってきて、
私まで幸せな気持ちになってしまう。
優しく寄り添う空気、
穏やかな会話、
心地よい距離感。
同世代だからこそ分かり合える空気が、
初対面とは思えないほど自然で、
気づけば時間がゆっくりとほどけていた。
並んで腕を組んだとき、
「なんだか、お似合いだね。」と
二人で照れ笑い。
その一瞬が、とても愛おしかった。
出逢いは、いつも突然やってくる。
だからこそ、心に残る。
ホテルを後にしても、
あなたの爽やかな笑顔は、
しばらく私の心の中で静かに微笑んでいた。
またいつか、
その続きを一緒に紡げたら嬉しいです。
ご褒美みたいな出逢い❤️
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