朝の光を心に残したまま、
8時半、家を出た。
9時30分から、
新しく始まるプロジェクトのミーティング。
開始を9時ちょうどにしなかったのは、
出社して30分ぐらいは、
きっとそれぞれに
整えたいことがあると思ったから。
30分。
でも、こういう小さな余白を
私は大切にしている。
外へ出ると、
まだ9時前だというのに
太陽がじりじりと照りつけていた。
暑い、暑い。
そう言いながら会社へ向かう。
けれど頭の中では、
もう今日の打ち合わせが始まっていた。
昨日の会食で、
新しいプロジェクトにつながる
貴重な情報を得ることができた。
楽しく食事をし、
季節の移ろいを味わいながらも、
仕事として必要なものは
会話の中からしっかり拾っていた。
その情報を持ち帰り、自分の中で咀嚼する。
すでに企画書は通っている。
だから一から作り直す必要はない。
出来上がったものへ、
昨日得た情報というスパイスを効かせ、
ほんの少しアクセントを添える。
そして今日、みんなで役割を決める。
そこまで決まれば、
次はWBSと進捗管理表をつくる。
担当する項目を並べ、
予定を引き、
それぞれに細かな留意事項を書き添える。
私は、この最初の仕事を大切にしている。
ここをしっかりつくっておけば、
あとは流れを魅ることができるから。
予定どおりなら、
黙って魅ている。
少し遅れそうなら、
そっと声をかける。
予定より先へ進んでいたら、
それは嬉しい。
お客様には、
そんな舞台裏をいちいち語らない。
ただ、いつも予定どおり物事が進んでいる。
その安心感だけを受け取っていただければ、
それでいい。
今朝、曲がり角を歩きながら、
私は光を魅つけた。
そしてこれから仕事では、
私が道筋を引く。
けれど、引いた線の上を
無理に誰かに歩かせるのではない。
それぞれが自分の役割を持って歩き始めたら、
私は少し離れたところから、
その流れを魅ている。
必要なときだけ、そっと手を添える。
それが、どうやら私の仕事の仕方らしい。
午前中は、きっと打ち合わせで終わる。
午後からは、WBSと進捗管理表づくり。
二時間か、三時間か。
そこまで終えれば、
私の今日の大きな仕事はひと区切り。
そして夕方になったら、
仕事の流れから離れよう。
少し川を魅て、
家へ帰ったら、
今度は食卓の上に流れをつくる。
夏の名残りから、秋の訪れへ。
朝は、自然の流れを魅た。
昼は、仕事の流れをつくる。
そして夜は、季節の流れを味わう。
今日は一日、
いろいろな「流れ」の中を
歩いている。
そんな一日も、なんだかいい。
流れをつくる人✨
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