会議と会食が終わった。
今日はいつもより20分ほど早かった。

会議中、私には特に出番がなかった。
発表している人の方を向き、
話を聞いているようでいて、
心は少し違うところにいた。

頭の中に描いていたのは、
これからの私の未来の地図。

次のスタッフとのミーティングは
13時10分から。
できれば15時までには終わらせたい。
そのあと今日気づいた仕事を片づけて、
自宅へ戻って着替える。
17時頃には出発。
名簿、領収書、
それから今夜の司会進行の式次第も
簡単に作っておこう。

そして明日の朝。
定例会に出て会社へ出社し、
13時過ぎには横浜へ向かう。
一度自宅へ戻ったときに、
ゆで卵、冷凍ご飯、冷凍明太子を
キャリーケースへ入れれば準備完了。

そうやって一つひとつ道をつないでいくと、
今日から明日の午前中までの未来図が、
頭の中にすっきりと出来上がった。
もちろん、この地図は完成品ではない。
その都度気づいたことを書き足して、
状況が変われば線を引き直す。
そうしながら、
そのときの私にとって
いちばん歩きやすい地図を、
いつも頭の中に置いておけばいい。

そして会食。
こっそり蓋を開けると、
今日は中華シリーズだった。
うーん、焼き飯かあ。
白ご飯でよかったのにな。
私が食べられそうなのは、
エビチリと春巻くらいかな。
そんなことを思いながら、
エビチリをパクパク、
春巻をパリパリ。
時折にっこり笑っておしゃべりをしながら、
それなりに会食を楽しんだ。

明日の午前中、
もう一度会社へ出社すれば、
そのあとは横浜ステイへ旅立つ。
次に会社へ来るのは14日。
また定例会、会議、会食と
忙しい朝が待っている。

そう考えると、
のんびりと自分らしい時間を楽しめる場所は、
やっぱり横浜なのかもしれない。
そんな横浜へ思いを馳せていた、

そのとき。
ご予約をいただいた。
嬉しいな。
まだ出発もしていないのに、
横浜へ行く楽しみが、ひとつ増えた。

頭の中に描いた未来の地図。
そのいちばん先にある横浜のところへ、
予定していなかった小さな灯りが、
ぽっとひとつ灯った。

描いた地図に、未来から光が差し込んだ瞬間。
これって、神様のポケットのほころびから、
ぽろりと落ちてきたのかしら。
それとも神様が、
今日も頑張っている私をどこかで見ていて、
「はい、ご褒美」と、
ポケットから
そっと取り出してくれたのかしら。

未来の地図は、自分で描いていく。
けれど、ときどき未来の方からも、
こんなふうに小さな光を書き足してくれる。
だから私はまた、
その灯りをひとつ大切に抱えて、
次の道へと歩いていこうと思う。