雨にも負けず、
風にも負けず、
台風にもめげず。

今朝は、思う存分、心の旅をした。

こんな荒れた朝だったからだろうか。

大さん橋には誰もいなかった。
私一人。
心のサンクチュアリーを独り占めして、
心はどこまでも自由に旅をした。

過去へ。
遥か遠い過去へ。
もっと遠くへ。
そして今へ戻り、
少し前へ戻り、
また未来へ。

遠くへ飛んだかと思えば、
今度は自分の足元へ。

心の滑走路を何度も行ったり来たりしながら、
たくさんの風景を拾ってきた。

群青。
緑。
透明。
波紋。
雨粒。
銀白。

拾ったものがあまりにも多くて、
朝から書きたいことが次々と溢れてきた。

一つずつ言葉に乗せ、
文章にして、
そこに似合う景色を思い浮かべ、
また一枚の画像にする。

そんなことを繰り返していたら、
いつの間にか11時を回っていた。

あらあら。

でもメイクはできた。
午前中にしておきたかった荷物整理も、
とりあえずここまで。

明日の朝、お風呂を済ませたら、
ドライヤーを片付ける。

干した洗濯物を取り込み、
今日着たものは自宅へ持ち帰る。

最後に冷蔵庫を確認する。
残っているのは、冷凍ご飯が2つ。
コーヒー。
水。
そして明日の朝の野菜ジュース。
大きな水は、
次に横浜へ戻ってきたときのために
置いていこう。

こうして数えてみると、
今回の横浜ステイも、
本当に終わりへ近づいている。

ところが、
まだ一つ決まっていないことがある。
明日の朝ごはん。

家族と朝マックへ行って、
月見マフィンを食べるのか。
それとも、
白いご飯だけのおにぎりを2つ作って
持っていくのか。

私の心は、まだその間を行ったり来たり。

月見マフィンに恋をして。
白飯おにぎりにも恋をして。

二つの恋の狭間で揺れている。

これって――恋煩い?

ふふ。

今朝見つけた「恋」は、
とうとう朝ごはんにまで
広がってしまったらしい。

そんなことを考えている間にも、
時間は刻一刻と進んでいく。

そろそろ着替えよう。

今日は12時から出勤。
台風の影響で、
これからかなり荒れるらしい。
なんとなく今日は、
静かな時間が長く続くような気もしている。

でも、それならそれでいい。
頭の中には、
まだ形にしたい物語がいくつもある。
書きたい日記がある。
途中で生まれる今日の気持ちも書きたい。
少し早いけれど、
一日の振り返りだって待っている。

それから睡眠貯金。

そして――若様にも逢わなくちゃ。

あら。

予定がないはずなのに、
なんだかとても忙しい一日になりそう。

そして今日のスケジュールを見た。

真っ白。

予約はまだ何もない。

思わず笑った。

私、とうとうスケジュールまで
白に還ったのかしら。

でも今朝、私は知った。
白は、何もない色ではない。

次の色を迎えるための余白。

だったら、
この真っ白なスケジュールも悪くない。

12時から、今日という新しい一日が始まる。

どんなドアが開くのか。
どんな言葉に逢うのか。
それとも静かなまま、
自分の心と遊ぶ一日になるのか。

今はまだ、何も決まっていない。

だからこそ楽しみ。

真っ白な今日に、
また素敵な色がひとつ、
宿りますように。


白き日に
恋する心
遊ばせて
まだなき色を
迎えにゆかむ

— Morimura