日記を綴りながら、
もしかして、チーン!だったりして。
なんて考えていたら、
チーンではなく、
ピロリーン、
とメールの着信音が鳴った。
どうやら、お仕事が入ったみたい。
すぐに向かえばよかったのだけれど、
日記が中途半端なままだと、
最初のドアの向こうにあった時間の日記と
重なってしまうのが嫌だった。
だから、6分だけ時間をもらった。
今綴っているものをきちんと閉じてから、
送迎の車に乗った。
少し遅れて、ごめんなさい。
そして——本日、最初のドアへ。
ホテルの入り口まで、
あなたは迎えに来てくださっていた。
眼鏡の奥から、
ほんのりとこぼれる笑顔が素敵なあなた。
さらりと交わした挨拶の中に、
温かみのあるお人柄を感じて、
私の心まで、ふっと温まるようだった。
あなたが着ておられたグリーンのTシャツ。
その色を見ながら私は、
どこか大地のようなおおらかさを感じていた。
大きく、
やわらかく、
丸ごと包み込んでくださるような優しさ。
そんなものを、
あなたの中に魅たような気がした。
歳上の魅力を感じたい、
と言ってくださったあなたに、
私は優しく、柔らかくふれた。
そのひとつひとつを、
あなたがとても素直に
感じ取ってくださることが嬉しくて。
気づけば私の方が、
あなたに夢中になっていたみたい。
あなたの逞しい腕に抱かれながら、
ふっと感じた爽やかな香り。それはまるで、
大地に包まれているような、
どこか落ち着く香りだった。
短い時間の中で、
あなたの優しさと温もりにふれた最初のドア。
また、待っていますね。
緑着て
大地のように
包むひと
腕のぬくもり
余韻に残る
— Morimura
ピロリーン、大地の腕の中へ✨
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