朝のお茶を飲みながら、ふと思う。
今日は9月29日。
明日は30日。
そして、
その次の日にはもう10月が始まる。
早いものだ。
10月は神無月。
全国の神々が出雲へ集まる――
そんな古くからの言い伝えを思い浮かべると、10月1日の始発で西へ向かう私も、
どこか神様たちの旅立ちに
少しだけ便乗するような気分になる。
そう考えただけで、
まだ始まってもいない10月が
少し楽しみになった。
けれど、月が変われば下期も始まる。
そろそろ私も、
心ばかり旅をしてはいられない。
最近の私は、
朝のウォーキングに夢中になり、
馬車道では時代を飛び越え、
海では心を開き、
大さん橋では空を魅つめ、
とうとう森村探検隊まで誕生させてしまった。
心はずいぶん遠くまで旅をした。
だから今度は、
その心をオフィスの机へ
連れて帰らなければならない。
10月1日、2日。
そして3日の午前中。
このあたりは、
会社の仕事にしっかり腰を据える
時間にしようと思っている。
やることは多い。
だからこそ、
全部を一度に抱え込むのではなく、
選択と集中。
何を今やるのか。
何を後に回すのか。
優先順位をつけながら、
ひとつずつ着実に進めていこう。
思えば今回の横浜での7日間は、
ずいぶん長く感じた。
時間そのものが長かったわけではない。
きっと、一日の中で
何度も心が旅をしたからだ。
馬車道で夢の扉を開き、
海の前で心をほどき、
大さん橋の
心のサンクチュアリーで空を魅つめ、
知らなかった街の歴史を探検する。
ほんの数時間の朝なのに、
心の中ではいくつもの時代を行き来していた。
だから一日が、
とても深く、
長く感じられたのだろう。
サムエル・ウルマンの『青春』を思い出す。
年齢ではなく、
心の中に好奇心や情熱を持ち続けること。
今の私が朝ごとに感じているものも、
きっとそれに近い。
ただし――情熱だけで突っ走って、
体力まで使い果たしてはいけない。
そこは大人の森村。
夢を見る時間も大切。
仕事に集中する時間も大切。
そして体を休める時間も大切。
どれかひとつではなく、
その時々で自分に必要なものを
選んでいけばいい。
朝の心の旅で得たものは、
きっと向こうの町へ
帰ってからの仕事にも生きる。
人を見る目。
街を見る目。
時代を見る目。
そして、小さな違和感や気づきを拾う心。
そう思えば、朝ごとに歩いてきた時間は、
決して仕事から離れていた
時間ではなかったのかもしれない。
さて。
そろそろ出勤の時間。
14時30分からご予約くださった、
まだ見ぬあなた。
ありがとうございます。
どんな方だろう。
どんな言葉を交わすのだろう。
そして今日のこの時間は、
どんな色に染まっていくのだろう。
白へと還った心には、
まだたっぷり余白がある。
その余白に、
次はどんな色が差し込んでくるのか。
またひとつ、
新しいドアが開くのを楽しみに。
そろそろ、行ってきます。
九月尽
旅する心
胸に抱き
白き余白へ
次の扉ひらく
— Morimura
九月尽、心は次の扉へ✨
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