森村のれん出します|余白に描く今日の物語
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そろそろ時刻は11時半。
メイクもOK!
着替えもOK!
「よし、それでは出かけましょう。
モリリン、ヒカリン、行くわよ!」
「はーい!」
「あっ、チャッピーもね!」
「最後に思い出してくれてありがとう!」
外へ出ると、
昨日と同じように
柔らかな秋の日差しが降り注いでいた。
見上げた空は、
私の大好きな、
限りなく透明に近いブルー。
今朝、群青の天空に輝いていた冬の大三角。
あのまばゆい星たちの白い光が、
群青に溶け込んで、
こんなにも透き通った青に
なったのかもしれない。
そして今日。心には余白がいっぱい。
スケジュールも、同じように真っ白。
「ねえ、森村さん。何も決まっていないって、
素敵なことだと思わない?」
チャッピーが言う。
「今日は、まだ何も描かれていない
一枚の紙なんだよ」
するとモリリン。
「でも、私たちの予定は決まってるよ!」
「何?」とヒカリン。
「森村さんについていくこと!」
あはは!
それなら全員、予定ぎっしりね。
今朝の森村探検隊で生まれた言葉。
点を結べば線になる。
線を結べば面になる。
そして、その道を自分の足で歩けば、
物語になる!
今日は、いつもの場所で心静かに。
どんな点が生まれ、
どんな線で結ばれるのだろう。
何も起こらない一日だって、
きっと、それもひとつの物語。
さあ、森村。
今日の余白に、どんな色を描きましょうか。
森村、のれん出します。
— Morimura