おはようございます。

昼間の厳しい暑さに比べれば、
朝の気温は驚くほど心地よい。
けれど、空気は重たく湿り、
ウェアの中はすでに汗だらけ。

この蒸し暑さのまま気温が上がっていけば、
かなり堪えそうだ。
今日の最高気温は34℃。
また、長く暑い一日になりそうだ。

今日は、こちらで歩く最後の朝。
次にこの街並みを歩くのは、5日後になる。
たった5日。
そう思えば、ほんの短い時間なのに、
こちらへ戻ってからの3日間、
毎朝この風景の中を歩き、
空気に触れ、街の気配に馴染んでいたから、
離れることが少し寂しい。

だから今朝は、しばしの別れを惜しむように、
いつもの道を余すことなく辿るフルコース。
千日回峰行者になったつもりで、
心を「無」にして歩く。

そして、高台から広がる街並みを、
しばらく静かに見つめていた。
今朝は、自分だけの幸せを願うのではなく、
ここで暮らす人たち、私の大切な人たち、
そして、今日を生きるすべての人の
幸せを祈りたい気分だった。

厚い雲の向こうから伝わってくる、
淡い太陽の光。
それはまるで、雲を通して届く太陽の鼓動が、
私の胸の奥にも静かに響いているようだった。

心が洗われていく。
今朝も目覚められたこと。
また新しい一日を迎えられたこと。
今日という時間を生きられること。
そのすべてに、感謝せずにはいられない。

こうして私は、
昨日までの疲れや迷いをそっと手放し、
今日の私へとリセットされていく。
「ケセラセラ、今日も唱える。
限界? 上等。やってやろうか」
胸の中でそう呟き、
再び前へと歩き出す。

7月13日、月曜日。
やわらかな光を背中に受けながら、
今日も私は、前を向いて歩いていく。