家族の「行ってらっしゃい」に
背中を押されて、再び横浜へ向かう。

相変わらず荷物は重いけれど、
今回は4日間だけだから、
いつもよりは少し軽め。

ただ、キャリーケースの上には、
いつもと違うものがのっている。
ふわふわの枕。
以前、私が何気なく、
「まるで雲のような、ふわふわの枕が欲しいな」
と話していたことを、
家族が覚えていてくれたらしい。

自宅用と横浜のお部屋用。
私のために、ふたつ用意してくれた。
ずっと欲しかったものだから、もちろん嬉しい。
けれど、それ以上に、
何気なく口にした言葉を
覚えていてくれたことが、
何だかとても心に沁みた。 

これからは、
どちらにいても、
雲のような枕に包まれて眠れる。

そんな小さな幸せを 
キャリーケースの上にのせて、 
駅へと向かった。

今日は18:00からの出勤。
16:30ごろには
最寄り駅に到着する予定だから、
荷物を片付ける時間も、
1時間ほどは取れそう。 

さあ、再び私の横浜ステイが始まる。
今回は4日間だけの、少し短めの滞在。
まさに、short stayね。

そして、18:00からご予約くださった貴方。
いつも、本当にありがとうございます。
横浜に来たその日に、
貴方にお逢いできるなんて、とても嬉しい。
旅の始まりを貴方と迎え、
そして今日のラストダンスも貴方と——。

短い滞在だからこそ、
一つひとつの時間を、
いつもより大切に味わいたい。
雲のような枕と、貴方との約束を胸に。
私の4日間の物語が、静かに幕を開ける。