焼肉で満たされたはずなのに、
私の休日は、まだ休ませてくれなかった。

お腹いっぱいになり、
満ち足りた気分で家に帰ってきた。
今度こそ、ゆっくりしようと
思っていたのだけれど、
やることが残っていると落ち着かない性分。
そのまま休憩もせず、
横浜へ行く準備を始めた。

まずは、七日間分の洋服を決めて、
キャリーケースの中へ。
続いて、洗濯物を取り込み、畳んで片付け、
また新しい洗濯物を干す。

それが終わると、今度はアイロン掛け。
名探偵コナンを“ながら見”しながら、
スイスイとアイロンを滑らせる。
その間にも、
頭の中では七日分の洋服に
合わせる下着を考えていた。
あとは、下着の準備さえできれば、
荷造りは九割方完成だ。

ふと時計を見ると、
もう二時半になろうとしている。
このままズルズルと続けていたら、
お昼寝をする時間までなくなってしまう。
せっかくの休日なのだから、
少しくらい何もせず、
だらんと過ごしたいのに……。

あと一時間、長くても一時間半。
四時までには、すべて片付けてしまおう。

六時になれば、またお風呂に入り、
晩ごはんの支度をしなければならない。
休日の時間は、
どうしてこんなにも早く流れていくのだろう。

せめて残された二時間だけは、
時計の針からそっと逃げ出して、
ソファの上でだらり、ゴロゴロ。
名探偵の声を遠くに聞きながら、
何もしない午後に身を預けたい。