ゴールにたどり着き、ほっとひと息。

植え込みの縁に腰を下ろし、
心地よい風に吹かれながら、
写メ日記を書いている。

お部屋の中で
エアコンの風に当たりながら書くよりも、
外の風を感じながらのほうが、
言葉のイメージが
自然と湧いてくるような気がするからだ。

朝そばを食べたあとの、ウォーキング終盤。
偶然見つけた大岡川沿いの道は、
今ではすっかりお気に入りの場所になった。

大岡川に出ると、
まず目に入るのは、ときどき呼ばれるホテル。
その先には、
二階建ての細長い建物に並ぶ、
いつか一度は訪れてみたい飲食店街。

そして、横浜駅に行くときに
よく利用する日ノ出町駅。
ときどき待ち合わせをする
日ノ出町郵便局もある。
しばらく続く広い歩道には、
たしか四月のお花見のころ、
たくさんの屋台が並んでいた。
それを横目に見ながら、
待機所へてくてく戻った日のことまで、
ふと思い出す。

久しぶりの横浜の街。
私の知っている場所も、
お店も、
景色も、
どれもが、「おかえり」
「おかえり」
「おかえり」と、
声をかけてくれているようだった。

待っていてくれる人がいる。
待っていてくれる場所がある。
それは、とても幸せなことなのだと思う。
私を受け入れてくれる、
もうひとつの居場所が、ここにもある。

そんな清々しい気持ちのまま
ウォーキングを終え、
ようやくゴールへたどり着いた。

クールダウンのストレッチをして、
最後に大きく深呼吸。
そして、いつもそこで目に入るのが、
ドン・キホーテの屋上広告塔だ。
「安売りの殿堂 ドン・キホーテ」
そう書かれているはずなのに、
朝の光に満たされ、
心まできらきらしている私には、
なぜかいつも、「光の殿堂」と見えてしまう。

さあ、そろそろ帰ろう。
お風呂で汗をきれいに流し、
さっぱりとした気持ちで、
新しい一日を始めたい。