19時を少し過ぎた頃、睡眠貯金を始めた。
いつもならぐっすり眠れるのに、
なぜか眠りが浅く、
何度か寝返りを打ち、時折目を覚ました。
時計を見ると20時3分。
ちょうど1時間ほど眠っていたようだった。
もう少し眠っていようかとも思ったけれど、
帰る支度も兼ねて身支度を整え、
お客様のお部屋番号が届くのを
待つことにした。
ホテルへは送迎車で向かった。
入口まで迎えに来てくださったあなたは、
事前に聞いていた通りの服装で、
私を見つけると、
にっこり笑って、「森村さん?」と
声をかけてくださった。
「はい、森村です」そう答えた瞬間、
その素敵な笑顔に、
不思議と心がほっとほどけた。
初めてお会いするはずなのに、
どこか安心できる。
そんな優しい空気をまとった方だった。
お部屋に入り、
ベッドに横並びに腰掛けながら、
自己紹介を兼ねるように、
いろいろなお話をした。
年齢も同じくらいだったからなのか、
自然と話が弾み、
言葉を交わすたびに、
あなたとの距離が少しずつ縮まっていくような気がした。
そして、まずは私の方から、
そっとあなたに触れた。
あなたが気持ちよさそうに声をこぼし、
体を揺らしながら、
私の手を受け入れてくださっているのが
伝わってきた。
それが嬉しくて、
私は時間が過ぎるのも忘れ、
ただ夢中で、ずっとあなたに触れていた。
そして今度は、あなたからのお返し。
その触れ方はとてもソフトで、
優しくて、温かかった。
あなたの指先から伝わる
ぬくもりに包まれながら、
私もあなたと同じように、ずっと感じていた。
もしかすると、私の方が、
たくさん感じていたのかもしれない。
やがて、熱く抱きしめ合いながら、
あなたのぬくもりを全身で感じた。
耳を澄ませば、胸の奥から響いてくる、
あなたの鼓動。
その音に包まれながら、
私は真夏の夜の夢を見ていた。
激しく燃え上がる夢というよりも、
心の奥までじんわりと温めてくれるような、
優しく、心和む夢だった。
ありがとう、あなた。
初めてお会いしたのに、
こんなにも穏やかで、
温かな気持ちにしてくださって。
またお会いできる日を、楽しみにしています。
心和む真夏の夜の夢💫
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