重たいお腹を抱え、
疲れ始めた足を引きずりながら、
ときどきつまずきそうになりながらも、
私は大岡川へと向かった。 

今日も、二階建ての飲食店街を見たくなり、
橋を渡ると
「野毛本通り」の看板が目に入った。

野毛のホテルには時々呼ばれて行く。 
でも、最近話題の「野毛飲み」は
まだ一度も経験がない。
いつか、この活気あふれる街で
ゆっくり飲んでみたいと思っている。

実は私は、野毛へ行くたびによく道に迷う。
行くときも、帰るときも、
いつもスマートフォンのナビ頼みだ。
せっかくだから今日は、
時々呼ばれる
「フェアリーリンク」と「ヌーダ」の場所を、
自分の目で確かめておこうと思った。

歩いていると、
「野毛こうじ」という通りに出た。
夕方になれば、
この通りは笑い声と
人の賑わいで包まれるのだろう。
そんな光景を思い浮かべながら歩いていると、「野毛の始まりと終わりは、野毛のスタバで」
というユニークなキャッチコピーのお店が
目に入った。

横浜へ来たばかりの頃から、
その名前が妙に印象に残っていたが、
改めて見ると、
なかなか洒落が利いていて面白い。 

大通りを渡り、
今日はいつもの遊歩道ではなく、
初めて川の反対側を歩いてみた。

そこには日の出町の桟橋があり、
春に見た屋形船のことを思い出す。
「桜の季節には、
またここへ船が着くのだろうか」と、
満開の桜が水面に映り込む
幻想的な景色を
思い浮かべながら歩いていると、 
旭橋へたどり着いた。

そこから左へ曲がり、ゴールへ向かう。 
大岡川を歩くようになってから
気づいたことがある。
旭橋から伊勢佐木モールへ向かう途中、 
お部屋のすぐ近くに
「まいばすけっと」があったのだ。
何度も通っていたはずなのに、
最近までまったく気づかなかった。  

まだ入ったことはないけれど、
コンビニばかりではなく、
ここを利用してみるのもいいかもしれない。

そして、今日のウォーキングも無事にゴール。 クールダウンのストレッチを終え、
大きく深呼吸をする。 
ふと空を見上げると、
「光」の看板が目に入った。 

今日の成果は、13,660歩、9.5キロ。 あと少し歩けば10キロだったと思うと、
「もう少し距離を伸ばそうか」と、
また欲張りな自分が顔をのぞかせる。
そんな自分に少し笑いながら、
私は部屋へ戻る。

さあ、今日もここからが私だけの時間。
朝の支度をしながら、
心と体をゆっくり整える
オアシス時間の始まりだ。