13:00より少し早めに出勤し、
今日の自分の居場所作りを始めた。
こちらでの準備にもすっかり慣れ、
今では手際よく、
あっという間に終えられるようになった。
最近は、いつもペットボトルのお茶を
3本ほど並べている。
それでも帰る頃には
ほとんど飲み切ってしまうのだから、
それだけ水分を
取っているということなのだろう。
よほど外は暑いようだ。
準備を終えて外へ出ると、
思わず息苦しさを感じるほどの
蒸し暑さだった。
日差しはそれほど強くないのに、
湿度が高く、
空気がまとわりつくように重い。
今日も日中は過ごしづらい一日になりそうだ。
そんな空気の中、
あなたの待つホテルへ向かった。
大通り公園の木々の緑は、
ほんのひとときではあるけれど、
涼を感じさせてくれる。
港へ向かうときのように、
前から心地よい風が吹いていたら、
どんなに気持ちいいだろう。
そんなことを思いながら公園を歩き、
そして今日最初のドアが開いた。
優しくて人懐っこい笑顔が
素敵なあなたが迎えてくださった。
「わあ、お久しぶり」
「久しぶりだね」
そんな言葉を交わしながら、
自然と抱きしめ合った。
お風呂から
急いで出てきてくださったあなたは、
まだ少し汗ばんでいて暑そうだった。
エアコンの風があなたに当たるように、
そっと向きを変えてから、
もう一度抱きしめ合う。
その温もりが、とても心地よかった。
一枚ずつ服を脱がせてもらうたびに、
胸はドキドキと高鳴る。
そして、お風呂にも
一緒に入ってくださったことが嬉しかった。
何度も熱い思いをさせてしまって、
ごめんなさい。
ベッドでは、私からあなたに触れた。
久しぶりに触れるあなたの肌は温かく、
そのぬくもりを
いつまでも感じていたくなった。
肌に触れるたびに胸の鼓動が伝わり、
あなたの表情を魅つめながら、
お逢いできた喜びを
しみじみと噛みしめていた。
熱く抱きしめ合うその時間は、
まるで二人で
恋の物語を紡いでいるようだった。
そしてあなたから、
いろいろな質問が飛んできた。
「あの写メ日記の写真、
どうやって撮ってるの?」
撮り方を説明すると、
あなたは声を上げて笑っていた。
その反応がおかしくて、私まで笑ってしまう。「でも、今の写真のほうが楽しいでしょう?」
そう尋ねると、
あなたは「そうだね」と、
にっこり微笑みながら頷いてくださった。
その笑顔を心にしまいながら、
「また待っていますね」という言葉を交わし、
名残惜しく最初の扉を閉じて、
お別れした。
ホテルを出ると、ぽつり、ぽつりと
雨が降り始めた。
日傘をさして歩くと、
雨に潤った町は、
まるで打ち水をしたあとのように
涼やかな表情を見せていた。
夏の熱気が、
少しだけやさしくほどけていくようだった。
夏の熱をほどく雨✨
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