12:30頃から13:30まで、
睡眠貯金をしようと思い、
うつらうつらしていた。

ところが、
ちょうどそんなタイミングに限って、
取引先の方からのLINEが
コロン、コロン、コロン、と立て続けに届く。
内容を確認しているうちに、
すっかり目が冴えてしまい、
結局ほとんど眠れないまま
時間だけが過ぎてしまった。

睡眠貯金はできなかったけれど、
気持ちを切り替え、ホテルへと向かった。

外は今日も厳しい暑さだった。
それでも、
お気に入りの曲を聴きながら歩いていると、
まるで音楽に誘われるように、
生ぬるい風が私の前を通り過ぎていく。
強い日差しに押され、
風は少し負けているようにも感じたが、
それでも私は風とともに、
あなたの待つホテルへと歩いていった。

今日、最初のドアが開いた。
いつも温かな瞳と優しい笑顔で
迎えてくださるあなたが、
今日もそこにいてくださった。

「また横浜に来たから、逢いに来たよ」
そんな言葉を交わしながら、
優しく抱きしめていただいた。
そのぬくもりに包まれた瞬間、
またお逢いできた喜びが
胸いっぱいに広がっていく。

「森村さんが横浜に来たら、
絶対に逢いに来たいから」
その言葉が本当に嬉しかった。
そして実際に毎週のようにお逢い
できていることが、
私にとっても何より嬉しい。

寄り添いながら語り合う時間は、
あっという間に過ぎていく。
触れ合うたびに伝わってくる優しさ、
穏やかなぬくもり、
そのすべてが心を満たしてくれる。
ふと隣を見れば、あなたがいる。
その何気ない時間が、
とても愛おしく感じられた。

熱く、楽しく語り合った時間は、
本当に幸せだった。
もっと一緒に過ごしていたいと思いながらも、
お別れの時間がやってくる。
「また待っていますね」
その言葉を胸に、ホテルを後にした。

いつもの場所に腰を下ろし、
外で写メ日記を書き始める。
あなたと過ごした、
ときめきに満ちた時間を思い返しながら、
そのぬくもりをまだ心の中に感じていた。

すると、心地よい風が私をそっと包み込み、
頬を優しくなでながら吹き抜けていく。
ホテルへ向かうときは、
風は強い日差しに負けているようだった。
でも今は違う。
日差しよりも風の存在を強く感じる。
なんて心地いいのだろう。

きっと風が変わったのではない。
あなたにお逢いできた喜びで、
私の心が満たされていたから。
その心が、風まで
優しく変えてくれたのだと思った。