オアシス時間を楽しみ、
さくっとテレワークを終え、
洗濯物も済ませて、9:45に部屋を出た。

日の出町の駅へ向かう。
今日も暑い一日になりそうだ。
背中に当たる太陽の日差しが、
じりじりと熱い。
それでも、
ほんの少しだけ風が私についてくる。

朝、あれだけ元気に集まってきてくれた風が、
今はほんの少し。
もしかしたら風さんたちも暑くて、
「午前の部」「午後の部」と
当番制にしているのかもしれない。
そんなことを考えると、
ひとりでちょっと笑ってしまった。

横浜駅へ行くことにも、だいぶ慣れてきた。
ただ、せっかく横浜駅まで行くのに、
いつも用事だけを済ませて、
ピンポイントで帰ってくるのは、
少しもったいない気もする。
たまには、寄り道をしてみたい。

気になるお店を覗いたり、
ゆっくりお茶を飲んだりしてみたい。
でも今日は、
このあとお店に出勤しなければならない。
出勤前は、
できるだけ慌ただしくしたくない。
少しゆっくりして、
心を整えて、
気持ちを落ち着かせてから出かけたい。

だから今日も、用事を済ませたら、
まっすぐ戻ることにしよう。
それにしても、不思議なものだ。
横浜駅へ向かうだけなのに、
今朝のウォーキングの続きを
歩いているような気がする。

アディダスウェアを着て、
お気に入りの靴を履き、
帽子はかぶらず、
大岡川沿いを歩く。
景色も、服装も、歩くリズムも、
どこか朝の続きのままだ。

まるで今日という物語に、
「朝のウォーキング・第二章」が
始まったみたいだった。

家にいるとき、
ジャージ姿で出かけようとすると、
家族によく言われた。
「そんな格好で、よく出かけられるわね」
きっと今日、
横浜駅へ向かう私を見たら、
またひとこと言われているかもしれない。

でも、今のスポーツウェアは、
もう単なる体操着ではない。
アディダスだって、
立派なストリートファッションだ。
だから私は、
今日も堂々とストリートファッションで歩く。

もっとも、同じような格好で
歩いている人を見れば、
若い子ばかりなのだけれど。
それでも、いい。
気持ちはいつまでも若く。
気持ちはいつも前向きに。
私は今日も働く。
今日も歩く。
今日も元気に、前を向く。

暑さに負けず、
少しだけついてきてくれる風とともに。
朝の物語は、まだ終わっていない。
形を変えながら、
今日という一日の中へ、
そのまま続いている。