歩き終えて、
クールダウンのストレッチをしていた。
深呼吸をしながら、
朝、歩き出したときに魅つめた
私の小さな空を、もう一度見上げる。
歩き始めたときと同じ場所。
同じ小さな空。
けれど、そこに立つ私は、
もう少しだけ違っていた。
空には、小さな雲、中くらいの雲、
そしてそれより少し小さな雲。
大きさも形もばらばらな三つの雲が、
うっすらと描かれていた。
その上には、まだ白い余白が広がっている。
なんだか、その三つの雲は、
これから迎えるあなたとの時間を
受け入れるために浮かんでいるように魅えた。
そして、その上に残された白い余白は、
まだこれからお誘いくださるあなたのために
残されている場所のようだった。
同じ空なのに、
行きと帰りでこんなにも違って魅えるなんて。
そう、この空は私が描き出したものなのだ。
今日は6.5キロほどしか歩いていない。
けれど、その6.5キロの間に、
私は少し変わっていた。
きっと、輝くように変わったのだと思う。
朝の空の変化の中に、
自分自身の心を魅つけられたこと。
それもまた、自分を魅つめ、
今日という新しい世界の入口を、
自分の心で創ることが
できたからなのかもしれない。
そんな輝かしい入口から
一日を始められることが、
なぜだかとても嬉しかった。
いつもと同じ朝を過ごしているだけなのに。
それでは、ここから朝のオアシス時間。
汗が引くまで、のんびりテレビを観ながら、
洗濯機をまわす。
お風呂を洗い、おにぎりを作る。
そして今朝は、
掛け布団のカバーもかけなければならない。
昨日洗濯したものの、
疲れ果てて、
そのままカバーをかけずに寝てしまった。
こんなこと、初めてだった。
横浜ステイも、もう今日と明日を残すのみ。
そろそろ荷物の片付けにも
入らなければならない。
時間があれば、
もう使わないものから
少しずつキャリーケースへ入れてしまおう。
そして今から、
初めて食べるお楽しみのカイザーパン。
卵とベーコンが挟んである。
私はどちらかといえば、
ハムとチーズの方が好み。
でも、
たまには違う味わいもいいかもしれない。
神話のような朝を歩き終え、
最後はいつもの部屋へ戻って、
洗濯物と朝ごはん。
そんな現実まで含めて、
今日という一日は、もう静かに始まっていた。
同じ空の下、少し違う私✨
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