アラームが鳴った。あれ?

まだそんなに時間は
経っていないような気がする。
残っていた11時10分のアラームかしら。
スマホを見ると、13時10分。
えっ。もう三時間?
一度も目を覚まさなかった。

きっと眠っている間にも、
体の中では小さな働き者たちが、
昨日の食べすぎ飲みすぎの
後始末をしてくれていたのだろう。

そして、ふと思い出した。
あまりにも眠すぎて、
寝る前に書き上げた日記を
アップするのを忘れていた。
あら、ドジ。

そんな自分にちょっと笑いながら、
頭もお腹も
少し楽になっていることに気づいた。
それでもカイザーパンには、
まだ手が伸びない。
いつもの私なら、起きたらすぐ食べるのに。
よっぽどだったのね、
とまた可笑しくなった。

水を飲む。
乾いていた喉が潤い、
その水が体の隅々まで
駆け巡っていくようだった。
ああ、少し戻ってきた。
着替えよう。

今日は横浜ステイ最後の日。
お気に入りの白いスカートを選び、
合わせたのは鮮やかなピンクではなく、
黒いブラウス。
白と黒。
そのくっきりとしたコントラストが、
まだ少しぼんやりしている私に、
「さあ、パキッとしなさい」
と言っているようだった。

出勤を14時に変えてもらったことで
生まれた三時間。
予定を変えた時間ではなく、
今日を最後まで歩くために、
自分へ返してあげた
時間だったのかもしれない。
さあ、そろそろ行こう。

ふとテレビを観ると、
いつもとは違う番組で叙々苑が映っていた。
うーん、焼き肉、いいな。
……でも今はまだ、
「食べたい」まではいかないけどね。