3時のアラームで、さっと目が覚めた。
お風呂にお湯を張り、
シャンプー、トリートメント、ボディソープ、
洗顔ソープ、タオル、バスタオルを運ぶ。
その間に、
もう使わない充電器やメガネを順番にしまい、
コンタクトをセットする。
よし、朝の支度開始。
5時5分前には、この部屋を出る。
3時にきちんと起きられれば、
まず遅れることはない。
だからといって、のんびりもしすぎない。
慌てず、急がず、自分のペースで淡々と。
まるでこれからの私の歩き方まで
教えてくれているような、
ちょうどいい速度の朝だった。
眠ったのは1時。
たった2時間しか寝ていないのに、
頭は妙にすっきりしている。
昨日、自分で時間をつくって三時間、
そしてもう三時間眠ったこと。
夜も食べ過ぎず、お腹を休ませたこと。
そんな小さな選択が、
今朝の体を助けてくれているのかもしれない。
そして気づいた。
これまで横浜から帰る朝を
何度も迎えてきたけれど、
今朝ほど晴れ晴れとした気持ちで
迎えた朝はなかったような気がする。
なぜだろう。
答えを探すと、
やはり昨日の心へと辿り着いた。
昨日、私はいくつもの
過去の私に再会した。
心ときめいた私。
自分時間を楽しんでいた私。
知らない道をジグザグ歩き、
小さな発見を喜んでいた私。
呼び起こされた記憶の一つひとつに、
もう一度光が当たった。
そして過去の光と、
この六日間で新しく生まれた光。
その両方で心を磨いているうちに、
曇りが少しずつ取れ、
内側から光がこぼれてきた。
その光は、一晩眠っても消えていなかった。
満たされた心は、
眠っているあいだにも、
明日の物語を静かに育てている。
昨夜そう思った言葉が、
今朝、本当になったような気がした。
だから今朝の私は、
横浜ステイが終わった女性ではなく、
六日間と、
それ以前の記憶まで自分の光に変えて、
次へ歩き出そうとしている女性。
そんなふうに思えるのだ。
だからだろうか。
珍しく、夢の記憶が残っていた。
広い、広い砂漠。
そこを進むキャラバンの列の中に、
私がいた。
自分の足で砂を踏みしめ、一歩、一歩。
砂嵐に顔を覆いながら、それでも一歩、一歩。
ときには立ち止まり、
オアシスで喉の渇きを癒す。
そしてまた歩き始める。
遠くにある目的地を目指して。
目覚めたときには、
なぜこんな夢を見たのだろうと思った。
でも今なら、少しわかるような気がする。
歩き続けることは、急ぎ続けることではない。
疲れたら立ち止まればいい。
喉が渇いたら、オアシスで休めばいい。
大切なのは、
自分の足でまた一歩を踏み出すこと。
この六日間の横浜ステイで芽を出した、
私の心の新芽。
ここで手にした光とともに、
心にそっと抱いて持ち帰ろう。
そしてこれからも、
新しい光を少しずつ注いでいこう。
無理をすることなく、
体と相談しながら、
自分のペースで。
人には気づかれなくてもいいじゃないか。
私自身が、
その新芽が昨日よりほんの少し育ったことを
知っていれば、それでいい。
いつの日か大きく輝くものになるまで、
大事に、大事に育てていけばいい。
今朝、心の中には爽やかな光が差している。
その光が、
小さな新芽をそっと目覚めさせている。
六日間の横浜ステイは終わった。
けれど、そこで生まれたものまで
終わるわけではない。
私は光を携え、新芽を抱き、
これからも一歩、一歩、
自分の速度で歩いていく。
さあ、もうすぐこの部屋を出よう。
そして朝の街へ。
今から、私の新しい一日が始まる。
光を携えて、次の一歩へ✨
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