昨夜眠りについたのは1時3分少し前。
5時にアラームをセットした。
4時間も眠れる。
そう思うだけで、なんだか嬉しかった。
けれど今朝も、アラームより先に目が覚めた。
目が重たい。
眠たい。
それでも朝ウォーキングを休むという
選択肢は、私の中にはなかった。
ぐずぐず考えているより起きてしまおう。
そう思うより先に、
体のほうがもう起き上がっていた。
外はしとしと雨。
いつからだろう。
今回の横浜ステイでは、
毎日のように傘を持って歩いていた気がする。
HOKAは濡れて、
帰れば洗って、
キッチンペーパーを詰めて乾かす。
柔らかなもののほうが
よく水を吸うことまで覚えた。
160枚100円。
それを靴を乾かすだけで使い切っていく。
雨の日のウォーキングって、
毎回100円かかるのね。
朝から一人で笑った。
煌々と明かりの灯る店の前を通る。
ぐるぐる走る電球が眩しい。
看板を読むより先に、
ふわっと漂う匂いで分かった。
ラーメン屋さんだ。
早朝なのに何人もの人がいる。
朝からラーメンなんて、
私には絶対無理。
そう思った瞬間、心が立ち止まった。
――私には、でしょう?
私ができないから、あなたもできない。
私がこうするから、あなたもそうする。
私が正しいと思うから、それが当たり前。
そんな小さな思い込みが積み重なると、
いつの間にか目の前の人を、
その人の姿ではなく、
自分の物差しを通して
見るようになるのかもしれない。
昨日気づいた「心のつながり」
寄り添うこと。
相手を知ろうとすること。
そして私も知ってもらうこと。
そのために必要なのは、
新しい色眼鏡ではなかった。
何もかけない、素直な目。
心に描いたものが、
そのまま目の前の世界の見え方を
変えてしまうのなら、
まず自分の心を穏やかにしておきたい。
昨日、お逢いしたあなたと過ごした時間の中で、
それを少し試してみた。
知ろうとした。
受け止めようとした。
そして私も少しだけ心を開いた。
すると同じ時間なのに、
いつもより楽しかった。
その人が愛おしくなった。
肌に触れるとぬくもりが伝わり、
その向こうにある心へ
ほんの少し触れたような気がした。
そして私の心のかけらも、
そっと拾ってもらったような気がした。
ふと「人」という文字が浮かんだ。
一画目と二画目。
二本の線は、それぞれ別の線なのに、
一点でそっと触れている。
そこが、人と人の心の接点なのかもしれない。
そんなことを考えながら歩いているうちに、
いつの間にか
馬車道の真ん中あたりまで来ていた。
「風さん、おはよう」今朝は風が弱い。
「まだ眠たいの?」
そう尋ねる私だって眠たい。
それでも今日は、
9日間の横浜ココロ旅、
最後の朝ウォーキング。
雨の中、眠たい二人で歩いていこう。
何かを見つけようとしなくていい。
何かを分かろうと急がなくていい。
ただ、素直な目で。
今日という朝を、そのまま魅つめながら。
雨、目を澄ます✨
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