それから最後のドアが開いた。
迎えてくださったのは、
にこやかな笑顔と、
気さくなお人柄がとても素敵なあなた。
「わあ、
今日来てくださるなんてびっくりしちゃった」
そう言うとあなたは、
「驚かせてやろうと思ってね」
と、少しいたずらっ子のような表情で
答えてくださった。
その言い方がなんだか妙にかわいらしくて、
思わずこちらまで頬がゆるんでしまった。
まさか今日この時間にお逢いできるなんて、
本当に思っていなかったから。
私にとってそのひとときは、
まるで思いがけず届いた
素敵なサプライズプレゼントのようだった。
ビールを飲みながら、
阪神優勝の祝勝パーティーのお話や、
お祝い会のお話、
そして今日どうして急に来てくださったのか、
そんなことをあれこれ聞かせていただいた。
ひとつの話題からまた次の話へと広がって、
気がつけば笑い声がいくつも重なっていた。
びっくりしながら始まった時間だったのに、
一緒に過ごしているうちに、
その驚きは少しずつ
やわらかな嬉しさへと変わっていった。
そしてさらに嬉しかったのは、
今週の土曜日にまた
デートに誘ってくださったこと。
もう行くお店も見つけてきたと
おっしゃっていて、
どんなお料理があるのか、
これは好きなんじゃないかな、
あれもきっと合いそうだねと、
ふたりであれこれ話しているだけで、
もうその時間が始まっているような気がした。
私の好きなものもあるみたいで、
今からとても楽しみにしている。
話が弾んで、
アラームが鳴るたびに延長してくださって、
ありがとう。
あなたの優しさにたっぷり包まれながら、
長い時間、くつろがせていただいて、
思ったことや好きなことを自然に口にできた。
無理をしなくても言葉が出てきて、
構えなくてもそのままでいられる。
そんな時間は、
心をゆっくりほどいてくれる。
今夜はまさに、
心がふわりと解けて、
ほっこりと温まっていくような夜だった。
ありがとう、あなた。
そしてまた10日のデート、
とても楽しみにしています。
今度はちゃんと
お腹を空かせて行かないといけないわね。
そんな嬉しい約束を胸に、
最後のドアは、
今夜いちばんあたたかな余韻を残して
閉じていった。
驚きの
扉に灯り
夜ほどけ
次の約束
胸にあたため
— Morimura
夜ふけて、嬉しい約束ひとつ✨
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