今日は、待ちに待ったあなたとの再会の日。

12時からの出勤を
13時に変更していただいていたので、
少し余裕があると思い、のんびりしていた。

ところが、気がつけばもうこんな時間!
慌てて支度を整え、
あなたとの待ち合わせ場所へ向かった。
それでも、少し私の方が早かったのかな。

こちらへ歩いてくる
あなたの姿を見つけた瞬間、
嬉しくなって思わず手を振ってしまった。

すると、あなたも笑顔で
手を振り返してくださった。

「久しぶり!」温かな笑顔を交わしながら、
逢えた喜びが胸いっぱいに広がっていく。
言葉にしなくても、
きっと同じ気持ちだったのだと思う。

そして今日は、
ホテルへ向かう前に
ランチへ連れて行っていただいた。

以前から行ってみたかったお店。
お料理も美味しかったけれど、
何より嬉しかったのは、
あなたと向かい合って、
ゆっくりお食事ができたこと。

お料理を味わいながら、
あれこれお話をして、
笑って、またお話をして。

何気ない会話さえ、
あなたと一緒だと
どうしてこんなに楽しいのだろう。

食後は、少し寄り道をしながら横浜散策。
あなたと腕を組んで、ゆっくり街を歩いた。
いつも歩いている横浜なのに、
今日は少し違う景色に映る。

あなたがいろいろな場所を案内してくださる。
立ち飲み屋さんが並ぶ、
どこか懐かしい飲み屋街。
「面白いね。ぐるっと回ってみたい!」
そんな私の好奇心にも付き合ってくださった。
まるで、あなたのガイド付き横浜探訪。

「いっぱい歩いたけど、疲れてない?」
そう気遣ってくださるあなた。
「大丈夫。私、歩くのは好きだから。
それに、こうしてあなたと
腕を組んで歩いているのが、すごく嬉しいの」
それは飾らない、私の素直な気持ちだった。

30分ほどの小さな散策。
けれど、今日の横浜には、
ふたりだけの思い出がいくつも生まれた。
そして、ホテルへ。

お部屋に入って、思わず言葉がこぼれた。
「逢いたかったわ」すると、あなたも、
「逢いたかったよ」そう言って、
私をぎゅっと抱きしめてくださった。

ああ、温かい。
逢えなかった時間が、
その一瞬でほどけていくようだった。
あなたの温もりに包まれながら、
こうしてまた一緒にいられる幸せを、
心いっぱいに感じていた。

それからは、ソファに並んでお喋り。
本当に不思議。
どうしてこんなにも話題が尽きないのだろう。
ひとつのお話から、
また別のお話が生まれ、
思いがけない方向へと広がっていく。

まるで、言葉の旅。
行き先を決めているわけでもないのに、
ふたりの言葉が響き合い、
次々と新しい景色が現れる。
その展開が何とも面白くて、楽しい。

イチャイチャしながら、ビールで乾杯。
飲んで、笑って、喋って…
何をしていても楽しい。
何を話していても嬉しい。
気がつけば、あなたと過ごす時間そのものに、
すっかり夢中になっていた。

そして、ふと時計を意識すると。
あら、もうこんな時間?
楽しい時間は、
どうしてこんなにも早く
過ぎてしまうのだろう。

すると、あなたは「せっかくだから」と
時間を延長してくださった。
ありがとう。
もう少し一緒にいられる。
そう思っただけで、
胸の中に小さな花が咲いたような気がした。

それからも、あなたの優しさに包まれながら、
心ときめく時間を過ごした。
もっと一緒にいたい。
もっとお話ししていたい。
そんな気持ちは、
時間が経つほど大きくなっていった。

けれど、どんなに楽しい時間にも
終わりは訪れる。
そして、ホテルの前でお別れした。

帰り道、ふと空を見上げると、
そこには美しい群青の世界が広がっていた。
静かに、深く、
どこまでも澄み渡る群青の夜空。
その中に宿る小さな輝きが、
まるで今日、
あなたと過ごしたときめく時間の
ひとつひとつを、
そっと照らしているようだった。

腕を組んで歩いた街角も。
笑い合った何気ない会話も。
ぎゅっと抱きしめてくださった温もりも。
すべてが群青の夜空に溶け込み、
美しい光となって、私の心に輝いている。

あなたとお別れしたばかりなのに、
不思議と寂しさよりも、
温かな幸せが胸いっぱいに広がっていた。

今日、ふたりで歩いた横浜の街。
これから私がひとりで歩くときにも、
きっと今日のあなたを思い出すのだろう。

逢える喜び。
一緒にいられる幸せ。
そして、また逢いたいと思える人がいること。

そのすべてが、今の私にはとても愛おしい。

今夜の群青は、
あなたと過ごした時間の余韻を、
優しく包み込んでくれているようだった。

今日は本当にありがとう。
あなたの温もりを胸に抱きながら、
また逢える日を心から楽しみにしています。


腕組みて
歩きし秋の
横浜に
君の温もり
群青に映ゆ

— Morimura