ショートドラマを
ゆっくり魅ようと思っていたのに。
思いがけず見つけた Serendipity─
─うなぎそば重にすっかり感激してしまい、
あの味わいと、お食事シーンの余韻に、
しばらく心を遊ばせていた。

そんなとき、家族から、
「クリーニングに出すもの、ある?」と
声を掛けられた。
「あるよ。」そう答えて洋服を出していたら、
なぜかその流れで、
29日から横浜へ行くための
服や下着まで準備し始めてしまった。
本当は、今日やる予定ではなかったのに。

そんなこんなで時間を取られ、
ようやくショートドラマを
魅られると思って時計を見ると、
もう21:30を回ってしまった。

今日は疲れていたから、
少し早めに寝ようとしていたのだけれど、
それは無理そうだ。

でも、不思議だった。
うなぎそば重に夢中になり、
偶然のひらめきから生まれた
その味わいに感激していたら、
さっきまで感じていた疲れを、
いつの間にか忘れていた。
体も、気持ちも、
またチャキチャキと動くようになっている。

忙しさが続いて、
心のほうが少し疲れていたのだろうか。
それとも、本当にうなぎのおかげで
元気が湧いてきたのだろうか。
理由はどうであれ、
元気を取り戻せたことが何より嬉しい。

これなら、明日の朝も歩けそうだ。
朝のウォーキングは、
気づけば8日ぶりになる。
見慣れたはずの町並みを歩き、
小さな千日回峰行のつもりで
高台から街を見下ろす。
あの心が洗われるような時間が、
今からとても楽しみである。

でも、その前に。今夜一番の楽しみは、
やっぱりショートドラマだ。
家族には呆れられてしまった。
「また同じの観てるの?」
そう言われても、
何度魅ても心が動く作品というのは、
私にとって何よりのご褒美なのだから。