自分のスペースの巣作りを終え、
今日の待機スペースの
セッティングも無事に完了した。
ほっとひと息ついた途端、
急に眠気が押し寄せてきた。
眠りについたのは12:30頃だったと思う。

お店からの電話で目を覚ましたのは13:30。
ちょうど一時間の
睡眠貯金ができたことになる。

14:00からご予約のお客様が、
もう入室されたとのことだったので、
急いで支度を整え、
送迎の車に乗り込んだ。
まだ少し頭は寝ぼけていたけれど、
外の厳しい暑さとは対照的に、
車内はひんやりと心地よい。
快適な空間の中で気持ちを整えながら、
あなたの待つホテルへと向かった。

今日、最初のドアが開きました。
穏やかな笑顔が印象的な
あなたが迎えてくださった。

「よろしくお願いします」
優しく温かな声に迎えられ、
私も、「森村です。初めまして。
今日はありがとうございます」
そうご挨拶をした。お部屋へ入ると、
そこは美しく、上質で、
とても落ち着いた空間だった。
こんな素敵なホテルで、
ゆっくりと長い時間をご一緒できることが、
まず何より嬉しかった。

「飲む?」あなたにそう声をかけられ、
「いただきます」と微笑み返し、
二人でビールを片手に乾杯をした。
初めてお会いするお二人だからこそ、
まずは自己紹介を兼ねながら、
仕事のことや日々のことなど、
いろいろなお話をした。

グラスを重ねるたびに、
少しずつ心の距離が縮まっていくのがわかる。
初対面とは思えないほど、
自然で穏やかな時間が流れていた。

「それでは、まずはご挨拶からしますね」
そうお伝えしながら、
私はそっとあなたに触れた。
触れるたびに、
あなたが優しく応えてくださる。
その温かな反応が嬉しくて、
夢中になって寄り添っていた。

気づけば、二人で抱きしめ合ったまま、
静かな時間が流れていた。
私もうとうとしていたのかもしれない。
そして、あなたもまた、
穏やかな眠りに包まれていたような気がした。

言葉はなくても、
お互いのぬくもりだけが静かに伝わってくる。
その優しさに包まれながら過ごした時間は、
とても心地よく、
私の心をゆっくりと満たしてくれた。

帰る時間が近づいた頃、
あなたが、
「まだ飲み物あるよ」と
声をかけてくださった。
もう一度グラスを合わせながら、
仕事の話や出張先での出来事など、
いろいろなお話をした。
不思議なくらい話が合い、
笑顔が絶えない時間だった。

今日という一日は、
ただ初めてお会いした一日ではなく、
これから続いていくご縁の
プロローグのようにも感じられた。
また、お逢いできる日を楽しみにしています。

今日よりも、もう少し近い距離で、
また穏やかな時間をご一緒できますように。