ホテルまで迎えに来ていただき、
お店まで送っていただいた。
待機所の自分のスペースへ戻ったのは、
17:30頃だった。
それから写メ日記を書き、
晩ご飯のおにぎりを食べた。
少し落ち着いたところで、
気になっている歌
「風が私を呼んでいる」の歌詞を
何度も読み返しながら、
自分なりにその世界を思い描いていた。
そうしているうちに、
少しずつ魅えてくるものがあった。
風と千鳥足の世界にすっかり引き込まれ、
夢中になって思いを巡らせているうちに、
いつの間にか眠ってしまったようだ。
ふと、お店からの
メールの着信音で目が覚めた。
時計を見ると20:30。
ちょうど一時間ほど、
睡眠貯金ができたことになる。
ホテルへ向かう道では、
もちろんイヤホンをつけて歩いた。
流れていたのは、
私が「風が私を呼んでいる」という
印象を抱いていた、あの歌。
でも、本当のタイトルは「千鳥」だった。
大通公園を歩いていると、
風が私を呼んでいるのか、
それとも私が風を呼んでいるのか、
そんなことさえわからなくなるほど、
心地よい風が何度も私の前を通り過ぎていく。
曲のリズムに身を委ね、
その歌が持つ意味を
ゆっくりとかみしめながら、
その世界へ思いを馳せて歩いていた。
そして、次のドアが開いた。
とっても愛くるしい笑顔のあなたが
迎えてくださった。
「わあ、久しぶりね。逢いたかったわ、坊や」「僕も逢いたかったです。
でも、なかなか時間が取れなくて、すみません」少ししょんぼりした表情を見せる坊やに、
「いいのよ。今日、
逢いに来てくれたんだから、
それだけでうれしいわ」
そう言って、ママは坊やを
優しく包み込むように微笑んだ。
坊やは、いつも素直に甘えてきてくれる。
その素直さがたまらなく愛おしい。
だからママも、ついそのお願いを
聞いてあげたくなってしまう。
そんな、恋人のようでもあり、
親子のようでもある、
不思議で温かな時間が、
二人の間にはいつも流れている。
優しく寄り添い、
お互いのぬくもりを感じながら、
たくさん言葉を交わしていく。
今日は、お気に入りの下着を
「かわいい、かわいい」と
何度も褒めてくれた。
その笑顔がとても純粋で、
私までうれしくなってしまう。
特に、眼鏡をそっと外した瞬間に魅せくれた、
その無邪気で愛らしい表情が印象的だった。
思わず、もっとかわいがって
あげたくなるような、
そんな愛おしさに包まれていた。
穏やかな時間は、あっという間に過ぎていく。「ありがとう。また待ってるからね」
「またママに逢いに来ます」
そんな約束を交わして、
お別れの時間を迎えた。
ホテルを出ると、夜風がとても心地よかった。
まるで坊やの優しい気持ちが風に乗って、
私のところへ届けられたような気がする。
また風に乗って、
坊やが私に逢いに来てくれる日を
楽しみにしながら、
私はいつもの場所へ腰掛けた。
涼しい風に包まれ、
坊やとの温かな時間を思い返しながら、
静かに写メ日記を書いていく。
今日もまた、風が私の周りを優しく舞っている。そして私の心も、
その風にそっと乗りながら、
坊やと過ごした幸せな時間の余韻を、
いつまでも静かに味わっていた。
風に乗って、坊やはまた私のもとへ✨
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